月兎庵田舎暮らし 

 

2013年7月・8月・9月

 

9月23日(月)晴れ 「フランスへ出発準備」

いよいよ27日からフランス・トゥールーズで写真展が始まります。 重たい荷物は一昨日宅急便で成田まで出したので、今日はスーツケースのパッキング。 始めてみると撮影旅行と違って荷物は少なく、スーツケースの中はガラガラです。 ポンポンと準備は進みますが、一番最後まで迷うのが持って行く衣類です。

 

 

あちらは新潟より寒いかと思っていましたが、今の新潟と気温はほぼ同じだそうです。 朝晩はちょっと寒いくらいで過ごしやすいですが、日中の気温にはマイテしまいますねぇ。

この度は母の形見の藍染布団の皮と、今では貴重品になった倉吉絣の古布で作った服をお守り代わりに持って行くことにしていますが、この服が合いそうな気温になります様にと祈り中です。

 

 

9月16日(月)台風 「月兎庵蕎麦会・懇親会in八ヶ岳」

滝谷で毎年蕎麦の種を撒いて育て、食味会をしていた月兎庵蕎麦会はメンバーの皆さんには申し訳ないと思いながら一昨年から止めました。 13年間続けてきたのでもったいないと思ったのですが、秋には毎年「あかり展」が企画され、それでも続けていましたが、私の体力が落ちてこれ以上続けられないと思う様になって止めました。 しかし、蕎麦会で出来た縁でYさんの八ヶ岳の別荘には今年も古株のメンバー達と一緒にお邪魔させて頂きました。

今年は台風の余波で目まぐるしいお天気でした。 山の方へは行かず、中々行けなかった奥村土牛記念美術館と黒澤酒造見学をし、後はまったり、のんびりして来ました。

 

松原湖

 

9月12日(木)雨のちくもり 「滝谷時間」

 庭に敷こうと思って長年取って置いた瓦を受け取りに、今日は若夫婦の来庵あり。 お土産の手作りのベーグルがとても美味しかった。 まさしく海老で鯛を釣ったような日。 瓦、役に立ててもらえたらいいな。

 

 

 

 

 

 

9月7日(土)雨 「空き家」

フェイスブックとホームページで空き家紹介をしましたら見に来たいと10名の方々からご連絡頂きました。 先日、第一号のお客様をお迎えする段になり、村の長老に連絡を取ると、「売る」と言っていた家の持ち主が「壊す」と言い出したそうで、家は壊されることになりました。非常に残念です。
情報をシェアして下さった皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 最近になって次々空き家が壊されています。 昨日は私が滝谷に入る切っ掛けを作ってくれた阿部ばっちゃんの家が壊されていました。 月兎庵より大きくて立派な家です。 まだまだ住み続けられる家です。 梁も柱もしっかりしています。 その家がユンボで乱暴に壊されている様子を見ていると、とても悲しい気持ちになりました。 せめてまだ使える部材は何処かで再利用できるように丁寧に壊されるのなら、これほどまでに悲しまないで済むのですが、余りにも乱暴で、見ていて涙が出ました。 人間の尊厳死も認められない世の中ですから、家の最後もこの様な形になるんですね。

 

 

 

 

9月4日(水) 「恩人」

滝谷に入村した時から、いつかはこの村の全てを一冊の本に纏めたいと思い続けていました。 はじめはエッセーと写真で!と思った時期もあったり、途中止めようかと思ったり、私が本を出して何になるのかと思ったりして随分迷った時期がありました。 写真も上手い訳ではないし、上手な人なら星の数ほど居ると思うと尚更で。しかし、阿部じっちゃんの連れ合いのおばあちゃんが亡くなった時に、もうこれ以上撮れないナ?って感じました。 だって、おばあちゃんは私にとって最高のモデルだったんです。 カメラを向けても一度もカメラを意識したことが無い上に、どんな状況でも撮らせてくれたからです。

写欲が無くなった私は、今まで撮った写真をどうしようかと思案していました。 14年間撮り続けた写真を自分だけの楽しかった日々の記録として留めて置くか、はたまたと迷う日々を送っていました。 そんな時に知人の出版パーティーで北井一夫さんと出会いました。 その時、写真を撮っている者としては恥ずかしいんですが、北井さんのことをまったく知らなかったのです。 出会った記念にと撮った写真を私のポストカードに一言添えて送ると直ぐに返信がありました。 そこには「いい写真が撮れたら見せてください」と記されていました。 驚くやら嬉しいやら。 今でもその時のことをはっきり覚えています。 でも、そう言われたからと言って、「じゃーお願いします。」と言うほど自信もなく、心臓も強くありません。 しかし、運命だったのでしょうか、しばらくして偶然にまたお会いするチャンスが来たのです。 その時は、ぜひ写真集を出したい!と言う気持ちになっていました。 当日は写真集を出すならこの出版社で!と思っていた冬青社の高橋社長さんと一緒でした。 今まで14年間撮ってきた写真の中から数百枚プリントして持って行きました。 ドキドキでした。 後日上京して先日お見せできなかったプリントも見て頂き出版することが決まりました。 どんなに実績があるプロ写真家でも断られることが多い出版社と聞いていましたから不安いっぱいでしたが、決まってもしばらく半信半疑でした。

その後出版に向けて作業が進んでいるにも関わらず、私はまだ迷っていました。 そんな時、私の肩を押してくださったのが北井さんでした。 その上、今まで誰に対しても、アドバイスはしても編集はしない主義の北井さんが編集して下さったのです。 これは奇跡的なことなのです。 そうして誕生したのが「家族」でした。

昨年は東京都写真美術館で大規模な写真展をされ、NYでもされて、今年は写真家協会作家賞を受賞された北井さんが積極的に関わってくださった[中矢澄子写真集「家族」]は正真正銘私の宝物です。 お話しする度にいつも「自信を持ちなさい!」と言ってくださる北井さんは私の大切な恩人。 「いい写真が撮れたね!」と言ってもらえる様にと今でもシャッターを切り続けられるのも北井さんのお蔭です。

今日、恩人の北井一夫さんが日報に紹介されていました。 

 

 

9月2日(月)くもり 「阿部じっちゃん」

阿部じっちゃんへ、梨のおすそ分け。
寂しさも辛さも通り越して来たからこそ、この笑顔があるのかな? じっちゃんの笑顔を見ると何故かモリモリと元気が出てくる。
阿部じっちゃん、92才。 私の為にも長生きして欲しい。

 

 

8月27日(火)晴れ 「驚きと嬉しさと」

一か月後にはフランスのトゥールーズで写真展が始まります。 一昨日この度の写真展のパートナーのアミエル陽子さんから素敵な案内状が届きました。 案内状を見ると、いよいよだなぁ、と実感が湧いてきました。 それと同時にちょっと背伸びしても写真集をつくって良かった!と思います。 この写真集があったから今回の写真展に繋がったような気がします。 そして今回の写真展は在マルセイユ日本国総領事館のサイトにも紹介されました。

ちょっとした縁で滝谷の存在を知り、村の空気感にピーンと来るものがあって先ずは畑を借りて滝谷に通っている内にぞっこん滝谷に惚れ込んで、空き家が見つかると即アトリエを移転し、村の生活風景、身近に咲いている草花、逞しく生きている人々や生き物たちを全て撮ってみたいと夢中でシャッターを切り、気が付けばアッと言う間に15年が経ちました。 滝谷での生活は、大雪で雪掻きに悪戦苦闘してもブヨやカメムシに悩まされようとも、毎日が楽しくて刺激的で爽やかで、滝谷に通う度に元気になってきました。 シャッターを切る度にいつかはこの村のことを一冊の写真集に纏めたい!と夢を抱くようになりました。

夢が叶い世間に写真集を送り出して1年数か月が経ちましたら、驚いたことに写真集「家族」が国立国会図書館に蔵書されていることを知りました。 国立国会図書館に蔵書されているだけでも私にとって大きな喜びなのに、新潟県立図書館、大阪市立中央図書館、福井県立図書館にも蔵書されているそうで、少なくとも滝谷に通う以前には予想もしなかった大きな喜びを神様や村の人達から頂いたように思います。  ありがたいことです。

 

 

8月24日(土)晴れ 「表彰式」

地域貢献として始まった菊水酒造さん主催の花コンテスト「第14回植花夢(ウエルカム)コンテスト」の表彰式に出席してきました。
毎年花の生育など細かく審査するのですが、今年は約500点もの出品があり、毎年参加されている方は、このところの悪天候続きにも拘わらず確実に腕が上がり立派に花を咲かせられていることに感心してしまいます。
大賞を受賞された方の感想をお聞きすると、「花が大好きで、手を掛け過ぎても放っていてもダメで、子供を育てる気持ちと同じです」と言われておりました。
このコンテスト、20回目の大きな節目には大賞商品がカナダのブッチャードガーデンご招待です。新発田市内並びに近在の方なら応募できますので、来年挑戦してみてください。

 

 

8月18日(日)晴れ 「虫対策」

先日アブにやられた!と書いたら、中々山の高橋さんがハッカ油とシーズリーブを届けてくださいました。 高橋さん、ありがとう♪♪♪ 爽快で効き目あり!です。

今日の主な仕事は、11月のあかり展のDM撮影でした。 夕方になると藪蚊が昼以上にブンブン飛びます。 ハッカ油+シーフリーズのオリジナル虫除けスプレーをして夕刻から地べたに寝っ転がって撮影しましたが、お蔭様で被害に遭いませんでした。 日中は暑かった滝谷ですが、夕方からは冷たい風が吹き、秋も直ぐそこ。 そう感じると残り少ない暑い夏も元気で過ごそうと思います。 

 

 

 

8月15日(木)晴れ 「福島は超暑かった!」

福島出身のミュージシャンやアーチストが発起人になって3.11以降「フェスティバルふくしま」を立ち上げて今年で3回目。 昨年の新潟水と土の芸術祭で出会ったアーチストユニット、ナデガタの中崎透さんとミュージシャンの大友良英さんに会いに出掛けてきました。 駅前の温度計を見ると38.6℃! 温度を認識すると一層暑さを感じましたが、暑いなんて言っておられません。 今日の主目的は「にいがた花絵プロジェクト」のメンバーを大友さんに紹介することですから。

昨年の水・土で賄いオバハンをしていて、最後の礎パーティーの時に大友さんに花絵とコラボして欲しい!と申し出たんです。 花絵のメイン日に花絵の前で、大友さん率いる市民オーケストラが演奏してくれたら、どんなに楽しく素敵な時間を多くの人たちと共有できることかと閃いたのです。 すると、私の無遠慮な申し出に、「それ面白いね!今年は(昨年の事)ツアーの予定が入っているのでダメだけど、必ずやりましょう!」と夢のような返事が返ってきたんです。 今年に入ってNHK朝の連ドラ、あのじぇじぇの「あまちゃん」が大フィーバーしているので花絵とのコラボは少し先になるかもしれないけど・・・いつか!きっと!と、願いをかけている次第です。

 

8月13日(火)晴れ「星に願いを」

昨夜から今朝未明にかけてペルセウス流星群が一番多く流れると言うことでしたが、みなさんは流星をご覧になりましたか?

私は新潟まつりが終わり息をつく間もなく、早目の夕食を済ませ少し仮眠を取った後に流星撮影に出掛けました。はじめは海岸に行ったのですが山からどんどん雲が迫ってきており一つしか見れませんでした。その上、マスコミでも大きく取り上げられていて、大勢の見物人と駐車場に出入りする車のライトで撮影できる環境ではなく早々に海岸で撮るのは諦めました。
でも・・・諦め...
きれず一か八か雲で隠れている山(滝谷)へ向かいました。午前1時到着。予想どおり晴れ!
目印の星座を探す間でもなく到着して直ぐに流れ星を見ました。
その後空が白み始める3時半過ぎまで撮影に、鑑賞に耽ました。この間見た流星は40数個。長いの短いの、強く光るもの弱く光るもの。正に豪華な天体ショーでした。
なのに、なのに・・・写真に写ったものは、フレームの隅の隅だったり薄かったり・・・、ものの見事に失敗。あーぁ。星を撮る時だけは魚眼レンズが欲しくなります。欲張りですが。失敗は成功のもとなのだー!と自分を慰めることにしました。

 

午前4時。空が白み始め、流星撮影失敗を慰めてくれているのか飯豊川(加治川)渓谷からは涼やかなカジカガエルの鳴き声が上がってきました。
村の下にある滝谷森林公園は、夏休みに入った家族連れで賑わいを見せていますが、夜明けにはまだ一時。みんなスヤスヤ眠っています。気温19℃。

 

 

今回たとえ流星が見れなくとも滝谷へ向かったのには訳があるんです。
それは先月末に撮影した日本一小さな(親指の爪ぐらい)ハッチョウトンボの再撮影。朝露に濡れているものの、です。

あれから半月経ちましたから草は背丈を超えているでしょう。そこを藪こきして進めば全身ぐしょ濡れは、火を見るよりも明らかです。そこでグッドアイディア。草刈り機を持って行きました。音を立てれば熊にも遭遇しないでしょうし。 現地到着。早速あの恐るべしアブに包囲され、彼らはボンボン車に体当たりしてきました。しばし静ま...
るまで車中で待機。数分待って、やおら撮影リュックを背負い草刈り機を肩から掛けて藪の中へ。
ブ〜ンブ〜ンと草刈り機が調子よく回り始め、背丈を越した雑草をバッタバッタとなぎ倒し、これは調子が良いゾ!と思ったのも束の間。あの恐るべしアブがガソリンの匂いを嗅ぎつけて、何と!右手の甲に。それも手袋の上から。数匹も。 しかし、ここで怯んでなるものか!山姥の名が廃る!と、目的地に着いて撮影に没頭。
翌朝、右手ははち切れそうな赤子の手。左手は筋ばったババの手。
おまけに何時刺されたのか左瞼はお岩さんのように腫れ上がり。トホホ。
でも、まぁ、いいか!これが自然と共に暮らす醍醐味だ!と、本人ちっとも怯んでも、悔やんでもいない。

苦労して撮った写真、まだ満足していませんがUPしましたので見てやってください。カマキリくんはおまけ。

 

  1.  

8月12日(月)晴れ 「空き家情報」

  1. 壊してしまうのはもったいない!と、村の長老が持ち主と交渉してストップを掛けている物件です。
    Iターンに、別荘にどなたか希望者いませんか!
    希望の方はメッセージを!
    ...
    価格=超破格値80万!(敷地150坪含む)

    築100年くらい。間取り10畳、10畳、4.5畳、6畳、6畳、台所8畳、玄関6畳。二階に隠し部屋あり。お風呂、トイレ(男女別)、縁側あり。
    土台はしっかりしています。台所、風呂、トイレは手を入れた方がいいでしょう。
    屋根も10年前ぐらいに葺き替えていますから大丈夫です。

    村の概略
    @住所=新潟県新発田市滝谷
    @集落総件数41軒(在21軒、別荘4軒、空き家16軒)
    @人口38名(ほとんどが70代以上。とても穏やかな村民)
    @新発田駅には車で25分。新潟からは車で1時間ちょっと。
    @温泉=城山温泉(車)20分。月岡温泉(車)25分。三川温泉(車)25分。
    @水道=簡易水道(沢水活用)水道料=年間15000円。
    @トイレ=汲み取り式。但し、便槽が大きい為ウォシュレットに変更可能。
    @ガス=プロパン

    自然豊かで村の三方を1000m〜2000mの山々に囲まれ、登山、渓流釣り、山野草愛好家に最適。山の幸豊富。
    気温は夏は街場より5℃前後低く、冬は最低でも−2℃まで。
    積雪は3m近くになるが、道路は除雪が行き届き生活には不便なし。
    もっと見る

 

8月11日(日)晴れ 「お盆前」

本格的な夏を迎え、自宅の命の水(滝谷の沢水)の減りが早いこと早いこと。 命の水の補給にペットボトルをわんさか抱えて滝谷へ出掛けました。
滝谷へ入る前に暑いというのに、ちょいと月岡温泉に寄っていい汗流して、またかいて・・・。(温泉は空き空き) 美人になったところで(月岡温泉は美人の湯といわれているが、なれる人となれない人がいる。私はなったつもりㇵㇵㇵ)滝谷に到着すると、県外ナンバーがズラリ。
盆休みが始まって、娘や息子、孫たちが帰省し、いつもの滝谷とはちょっと違って賑やかでした。一年で一番賑やかになる時なのです。

 

8月8日(木)晴れ&雨 「滝谷での日常」

滝谷では部屋の掃除や片づけ、草刈り、散歩、作品づくりなどをして過ごすだけで、特別何がある訳でもないのに何故かワクワクするんです。
滝谷での日常の写真をアップしました。

こんにちわ。
僕が村を案内しますね。

 

立秋を迎えても、花はまだ夏。

 

吾輩の小屋の脇のヒオウギスイセン。
ヒオウギスイセンは南アフリカ原産とか。しかし、豪雪地
の滝谷では野生化しています。

 

区長さん(昔でいう村長さん)、お世話様。
盆前に墓地への道の草刈り。 ハンゴンソウの茂っている
所は嘗て私の花畑でした。250種類植えていたんですが・・・。

 

今日の散歩の収穫。 もぎ立てを頂ける幸せ。

 

新潟市内は31℃とラジオが告げていましたが、こちらは24℃。そして夕立後は22℃でした。 緑が多いから涼しいです。

 

通り雨が過ぎて。

 

水の循環。
雨が降ると霧が立ち、やがて雲になり、雨になる。

 

夕暮れの滝谷。

 

7月30日(火)くもり&晴れ 「図書館へ」

写真セレクトも終え、タイトルもほぼ完了しました。 フランス人に分かるようにタイトルを考えるのはとても難しいと今回の経験で分かりました。 特に伝統行事などはタイトルと言うより説明文になりがちで。 フランスからの要望で滝谷の概要を400から600文字で纏めて欲しいとのこと。 歴史的なものを調べに新発田の図書館へ行きましたが、あまり資料が無いんですね。 そればかりか、滝谷地区には高山植物の仲間も自生しているのに植物も生き物もガイドが無いんですよ。 豊かな生態系の地域でありながら、それを解説するガイドが無いことは余りにももったいないと言うか、残念でたまりません。

 

7月25日(木)くもり 「テンション上がる」

早く滝谷へ入ってハッチョウトンボを撮りたい!と思っても後しばらくの辛抱。 最近まともにシャッターも切っていないので欲求不満です。 せめてもと、今日は近場の池へ。 チョウトンボが飛んでいました。 夢中で追っかけてパチリ。 このごろ生き物を撮るのが大好きになりました。

 

 

 

7月24日(水)くもり&雨 「目がショボショボ」

今月に入ってから、9月27日からフランス、トゥールーズで約一か月間開催される写真展に出品する写真選びやタイトルを決める為に、ズーとPCとにらめっこをしていました。 合間あいまにフェースブックもチラ見するから目がショボショボ。 視力回復にと郊外に出掛けました。 青々した田んぼを見ると目もシャッキリ。 ここまで来たんだから・・・と思っても滝谷へ入るのはもうしばらくの辛抱です。

 

7月20日(土)くもり 「遠くに焼峰山」

我が家からは越後の山々が見える。 写真の一番高い山は飯豊連峰の大日岳。 その右手、写真中央には滝谷のシンボル焼峰山も見える。 右手なだらかに見えるのは、五頭連峰。 その後ろに少し蒜場山も見えるから、その日の滝谷の天候も分かる。 山が姿を現すと行きたくてウズウズしてしまう。

 

 

7月18日(木)雨 「豪雨」

山間部では大雨との予報で、月兎庵の様子より豪雨の模様を撮りたくて滝谷へ入った。 80ミリ以上降ったのだろうか、俎板倉山の所でゲートは閉まっていた。 兎に角、今年の天候は気性が激しい。 この分だと湯の平温泉までの道は崖崩れを起こしているかも。 いよいよ幻の温泉になってしまうのかな?

 

 

 

7月12日(金)くもり一時晴れ 「子供たちと三味線」

滝谷を含む赤谷地区の赤谷小学校は全生徒数10名。

先月、私のあかり展夜の部の折に国内外で活躍している三味線プレイヤー・史佳くんの演奏を聴かれた大久保先生が、「うちの子供たちにも聴かせてやりたいんですが・・・」と。

今日はその願いが叶って、10名の子供たちに三味線を聴いてもらおうと学校に向かいました。 演奏時間が近づくと村の人たちも集まって来て、子供たちの人数を遥かに超えたんですね。 予想外の展開に史佳くんもビックリしながらもテンションが一段と上がってきていました。

演奏が始まると、初めて聴く三味線を食い入るように見つめる子供たち。 目を瞑って遠い昔を偲ぶように聴き入っている大人たち。 史佳くんも皆の期待に応えるごとく、腕から汗を飛び散らしながら熱演していました。 窓から爽やかな山風が時折吹き抜ける音楽室は、至福の時間を共有したみんなの笑顔でいっぱい。

情熱を持って教育にあたる一人の先生の願いが多忙を極める史佳くんの心に届き、今日の演奏会に繋がりました。 質の高い本物の音に触れた子供たち。 きっと大人になっても感性の奥襞に残ることでしょう。

 

 

子供たちの見つめる真剣な眼差し。

 

全員集合!アッ、先生たちが入ってない。

 

お礼にと、合唱と合奏を一曲づつ披露している子供たち。

 

史佳くんからサインをもらって。

 

 

7月11日(木)くもり一時豪雨 「人に支えられ」

あかりを創り始めて13年が経つ。 あっという間の様な、まだ、と言う感じだが、あかり作りはシコシコと自分一人の力で作って来れた訳ではなく大勢の人達の力を借りてやって来れた。 

今日はあかりのベースにする梨の木を持って赤谷の青山さんの作業所で伺った。 自分もチェンソーは持っているが、デコボコして堅い梨の木を輪切りにする自身は無い。 青山さんは大工仕事の傍ら、自ら山野草を育て盆栽をつくりカメラもやる。 だから木の風情を読み取って、黙っていても私の好みに仕上げてくれて、とても助けられている。 今日もいいもの作んなさいと励まされた。 青山さん、ありがとう! 

 

7月9日(火)時々晴れ 「夏の匂いで元気取り戻す」

朝、起き上がろうとして目まいを起こし病院に駆けつけて、先生から体重を落としなさいと言われて2年が経過したのに一向に落とせない。 食事と運動に少し気をつければいつかは落ちると思っていたけど一念発起して一日一万歩ウォーキングすることにした。 何せ自宅に居る時は一歩も外へ出ない日も珍しくないから運動不足は当たり前。

いざ早朝ウォーキングを始めてみると、早朝だというのに、もう車は走り、車の音に排ガスの臭い。 改めて街とはこう言うものなんだと気付かされた。 そして暫らく街での生活が続くと風船が知らず知らず萎んで行くように体のパワーが無くなっていくのがはっきり自覚できる。

自宅での雑用を切り上げて今日こそは!と滝谷に入って来た。 アトリエでもたくさんの用事を抱えているけど、先ずは・・・と、加治川ダム湖まで直行。 車から降りると湿った土の匂い、草の匂いが全身を包んだ。 思いっきり深呼吸をしてみた。 すると全身の力が蘇ってきた。 自然界のパワーが体の中に充電されていくのが感じられた。

そう言えばアトリエを構えて直ぐにアメリカからインディアンの長老がやって来たことがある。 彼は日本に着いてからアチラコチラの街を訪ねた後に月兎庵にやって来た。 初めて会った時は、これがインディアンか?と思うほど精悍さもなくしょぼくれた印象を受けた。 それが、一晩過ごし、翌朝会った時にはシャッキリしていて、子供の頃に見た西部劇映画に出てくる精悍さに溢れたあのインディアンそのものだったことを思い出す。 私もいつの間にか自然児になったようだ。

北俣川の川霧がダム湖に流れてきている。

 

逃げもせずしばらく美声を聴かせてくれたホオジロ。

 

7月4日(木)くもり 「ほたる撮影」

今シーズンは10日間ほど赤谷に通いました。 今まで10年以上撮影をしていますが、ホタル撮影ほど難しいものは無いとつくづく感じてしまいます。 ホタルの数、飛び方、天候などがピッタリ揃う日がないのです。 その上、日によっては一番飛びそうな時間に自動車に乗って見に来る人がいて、到着して直ぐにライトを消して見物してくれればいいのですが、煌々とライトをつけっぱなしで見物。 ライトを点けっぱなしで見ていては自分達でもよく見えないだろうにと思ってしまいますが・・・。

赤谷はホタルの里と大きな看板を揚げていますが、水路をU字溝に替えたり、それも地上から50cmも上げた無粋な工事。 ホタルが好んでとまっていた木を切ってしまったり、農道に除草剤を撒いたりと、看板に恥ずかしいほどの行為が年々酷くなっています。 これらを見る度にため息が出てしまいます。 なぜこんな風になったのかと考えてみると、住民がホタルに無関心なのですね。 土日は人が出ているかも知れないので現地に行くことを避けていますから、いちがいに言えませんが、私が通った日にはほとんど地元の人と会うことはありませんでした。

年寄りたちの幼少期は娯楽の無い時期だったから夏になるとホタル狩りをしたことだろうと思いますが、今現在子供たちを抱えている親たちは、幼少期に見たから今更と、テレビでも見ているんでしょうか? 子供たちは夜一人で出掛けるのは無理でしょうし、テレビ、ゲームなどなど娯楽がいっぱいですからホタルになんか関心が湧かないのでしょうか?それとも勉強に忙しいのかな?

「昔はいっぱい飛んでいたんだがぁ・・・」とならないように地元の人には関心を持って頂きたいですね。 街では味わえない素晴らしい環境に暮らしているんですから、充分に謳歌して欲しいと、お節介ですが願ってしまいます。

 

7月1日(月) 「あかり展」無事終了

「街角Compass」ギャラリーでの一か月間におよぶ「あかり展」が先月末の29日で無事に終了しました。 会期中おいで頂いた皆様、ありがとうございました

会期は毎週末の木・金・土しかオープンしていなく、その上、私が会場に居られるのは土曜日のみでしたので、お会い出来なかった方々がおられたことと思います。お会い出来なかった方々には申し訳なく思っています。

6月は展覧会会場に居る日数が少なかったのに、アッと言う間に一か月が過ぎ、もう半年経ってしまいましたね。今日から2013年の後半。 これからのスケジュールは、9月27日から約一か月間フランスのトゥールーズにて写真二人展、秋に新潟市内であかり展(個展)、12月に新潟(旧新津)で二人展(あかり)があります。 きっと後半もアッと言う間に過ぎ去るような気がします。 後半も頑張りますので宜しくお願いします。

 

 

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