月兎庵田舎暮らし 

 

2013年4月・5月・6月

 

6月25日(火)晴れ 「昔の田んぼは良かった!と言う時代」

近くの村では田んぼが大型圃場に造成され、水路は暗渠になってしまい、蛍の姿は消えてしまいました。
ここは昔ながらの田んぼなので、水路に沿って蛍が飛び交います。

今夜は日没から月の出まで2時間のタイムラグ。 蛍もご機嫌に飛んでくれました。


 

 

 

6月24日(月)晴れ 「スーパームーンの翌日」

またしても蛍撮影したい!とウズウズ。 しかし今夜は満月の翌日。蛍が飛び始める時間と月が出る時刻がほぼ同時刻。 それでも無理を承知で出掛けた。
幸運なことに月は雲間に隠れ、蛍が飛び始めた。 しかし、月が現れると飛ぶのを止めて茂みに隠れる。
撮りたい絵がどうしても撮れない。諦めて川へ行く。
月光に照らされた川が漆黒の闇から現れた。 それは、ゴーゴーと唸り、鱗をキラキラと煌めかしている大蛇のように。

 

 

6月22日(土)晴れ 「あかり展・夜の部」

  1. 当日限定の「夜の部」を5時から開き、7時からミニミニパーティー、8時から三味線プレイヤーの史佳くんの演奏会を企画しました。
    正直言ってどのくらい人が来てくれるのか心配でした・・・が、時間が迫って来ると次々に来場者が・・・。
    馴染みの人達、初めてお会いする人達共々軽く食べ、飲み、会場が和気藹々になったところで演奏が始まりました。
    久しぶりに聴く史佳くんの三味。 ウッ!? 活躍目覚ましく着実に実績を積みスター性にも磨きがかかった史佳くんの指から奏でられる音色は今まで以上に艶...
    が出てるんです。 聴いている皆さんの心にその音色が届いているのがすごく分かりました。 史佳くんの演奏だけでも皆さん大満足して頂いているのに、師匠であるお母様とのサプライズ演奏。 親子でしか出せない、子供が親を尊敬していないと出せない音での演奏を間近で聴けた幸せな時間を持つことができました。
    その後お開きの後も、楽しく幸せな時間を共有した面々は、余韻に浸りながら熱く新発田を語り、何と!深夜2時近くまで濃い時間を持ちました。

    素敵な時間を持てたのも「街角Compass」があってこそ!西村さん、ありがとう!
    お手伝い頂いたスタッフのみなさん、ありがとう!
    史佳くん、ありがとう!
    お出掛けくださった皆さん、ありがとうございました!
    また楽しいこと、一緒にしましょ!!!

 

 

6月20日(木)くもり 「ひつこくホタル」

余りにも少なくってガックり。

 

6月18日(火)雨 「恵みの雨」

朝から雨です。カラカラに乾いていた大地は正に水を得て、萎れていた草花は活き活きと息を吹き返しました。
145年経っているアトリエは茅葺屋根から瓦屋根、そして私の代になってトタン屋根に替えました。
雨の日は自宅では聞くことができない雨音をBGMにコーヒーを啜るのが楽しみです。 撮影もこんな日は、水溜りの雨の波紋、草花のしずく、霧の風景など被写体にこと欠くことがありません。
しかし、今日は撮影には出掛けずに屋根屋の佐藤さんの家にお邪魔してお喋りを。 外から村に入って来たよそ者達の話題は、もっぱら今後の村についてです。 そんなことを知る由もないジッチャン、バッチャン達は、粛々と日々の生活を送っています。大地に足をつけて。 

 

 

6月17日(月)くもり 「蛍撮影にガックリ」

2度目の蛍撮影に出掛けました。
滝谷は3年前から田んぼがなくなりましたので、隣村の赤谷へ。
この頃、サルを撮ろうと思ってもサルに逃げられ、今の時期、モリアオガエルの繁殖期なのですが、その場所も埋め立てられ、残り少ない楽しみのホタル撮影もホタルの数が少なくて・・・。
まだシーズン始めだから・・・、と自分を慰め、ふと足元を見ると、何だ!コレ!
小川に無粋なU字溝が!!!それも地上から50cmも先端が飛び出したままなんです。 無粋な上に無粋な仕上げ。
「ホタルの里」なんて看板下げろー!

 

6月16日(日)晴れ 「村一番のイベント」

  1. 「限界集落」って言葉、嫌いです!
    お役所の誰が思い付いた言葉か知りませんが、なんとデリカシーが無く冷たい言葉かと思います。 温く温くした所で暮らしていると、滝谷のような集落は不便で寂しく暮らすに値しない所と見えるのでしょうか? マスコミでも平気でこの言葉を使うようになってからは、一般の人々まで使うようになってしまいましたあが、それでは、シャッター商店街も限界商店街と呼んだらどうかしら? 赤字国債ばかり発行していても、大見得切ってバンバン国際援助にお金を使っている日本もそろそろ...
    限界日本って言ったらどうかしら?・・・な〜んてへそ曲がりな私は思ってしまいます。(国際援助が悪いと言っているんじゃないですよ。念の為に。)

    愚痴はこのくらいにして、今日はは滝谷一大イベント(笑)の水道タンク周りの一掃草刈りでした。滝谷は3本の沢から水を引き、タンクに集めて各家庭に配っている簡易水道です。 この水の美味しいこと! その上、少し鉄分が入っているので、村では「骨粗しょう症」なんて言葉は聞いたことがありません。 だから村の年寄りたちの元気なこと! そこで、年寄りたちの元気さを活用し、過疎を逆手に活性化策を立てたんです。ほとんど誰もお参りに行かない神社を「ピンコロ神社」にしてはと・・・。 人間の究極の願いだと思って、これはイケル!と踏んだんですね。 早速担当の神主さんに話しました。 すると「中矢さ〜ん、それだけは止めてくれ〜!」と言われてしまいました。 でも・・・諦めきれないんですよね〜。
    ピンコロ神社と人生の最後を心穏やかに過ごせるホスピスを建てることができたら・・・と、私の細やかで儚い夢です。
    と、言いつつも年寄りたちは今日も元気です!

    フランスでの写真展では、フランスの人達と限界集落についてディスカッションする企画も盛り込まれました。 とても楽しみです。

 

6月15日(土) 「蛍、飛び始めました」

昨晩は気温も高く(23℃)湿度もあり、もしや・・・と出掛けたら、蛍、飛んでいました〜。

 

 

 

 

6月14日(金)晴れ 「山椒の季節」

夏バテ防止の山椒の実がなりました。 熊との遭遇に不安を抱きつつ山へ。 ちりめん山椒づくりは40年のキャリアです。 ちりめん山椒の混ぜご飯は得意料理です。

ただ混ぜるだけですから・・・。

 

 

6月13日(木)晴れ 「松本への旅」

新潟が30℃を超える暑い最中、涼しい信州へツレアイのお供で出掛けてきました。
今回の旅はのんびりとミュージアム巡りと温泉。 巡った主なミュージアムは、松本市時計博物館、松本民芸館、北澤美術館、清里フォトアートミュージアム。 

清里フォトアートミュージアム以外の三か所は全て個人のコレクション。 それはそれは素晴らしい品々でため息の連続でした。 北澤美術館は開館30周年特別企画展でエミール・ガレの作品を堪能してきました。 初めて行った清里フォトアートミュージアムはナビがなければ辿り着けなかっただろうと思うほど山の中にあり、こつ然とモダンな建物が現れ、建物フェチの私は大喜びしてしまいました。

 

 

 

6月9日(日)晴れ 「林道はおお荒れ」

夏に移行始めた山は日に日に木々の枝が伸び、林道を塞いでいます。 昨日は高枝バサミを持って山へ。 走る距離より歩く距離の方がはるかに多かったドライブ。
年々山が荒れて行くのが気がかりです。 何とかしたいんだけど・・・。私一人では何とも・・・。

 

6月7日(金)くもり 「あかり展始まりました」

昨日から新発田市街地にある「街角コンパス」ギャラリーであかり展をスタートさせました。 この度のギャラリーはフリーマガジン「街角コンパス」さんが新しくオープンされたとても雰囲気のあるギャラリーです。 新発田にお越しの折には立ち寄ってみてください。 店内にはギャラリースペースの他に地元の手作り品が展示販売スペースもあり、楽しい空間です。

「街角コンパス」ギャラリー 新発田市大栄町7-1-9  0254-28-8438  第四銀行交差点を水原方面へ。交差点より100m。

 

6月1日(土)晴れ 「6月の滝谷で」

一年ぶりにおっか様(写真集の表紙のおばあちゃんです。)が帰って来た。

今、滝谷の村の中は、野生化したマーガレットと、同じく野生化したオダマキと野生のミヤコワスレにエビネ、アヤメ、カキツバタ、ツツジ、シャクナゲ、テッセン・・・などなど・・・一年の中で一番花で賑わう美しい季節です。 そんな滝谷が美しい季節に、おっか様が帰ってきました。

花好きのおっか様は街から山の中の庄屋さんのところに嫁いで来て、若くして未亡人になり、その後も一人で大きなお屋敷を守ってきました。 御年88歳です。 大病を患うこともなし、風邪で寝込んだこともないおっか様が、昨年脳の腫瘍が見つかり手術をしたのです。経過は驚くほど良好だったのですが、東京に住んでいる息子さんが一人暮らしをさせるのを心配して施設で暮らすことになりました。
今日は新発田に住んでいるNさんが迎えに行き、一年ぶりに帰って来たという訳です。 そして、今日は偶然にも滝谷大好き!おっか様大好き人間が滝谷に入っていて早速集合写真をパチリ。 明るくて聡明で働き者で頑張り屋で優しくて強くて、そんな杉原さんのことを村の人達は敬愛の念を抱いて「おっか様」と呼びます。

 

 

      

右写真=星さんと。

5月31日(金)晴れ 「山開きの前日に」

明日は山開きです。 きっと加治川治水ダム湖までの道はゲートが開いただろうと思い出掛けましたら案の定開いていました。 ダム湖ゲートをくぐって湯の平温泉への道、一番奥の駐車場までの道を少し歩くことにしました。 道は閉鎖しているからでしょうか枯れ木や小さな落石は片づけられずそのままでしたが、いったい何時になったら開くのでしょう?

        

加治川治水ダム湖までの途中。発電所と昔吊り橋が掛かっていた跡。

 

ダム湖少し手前で新発田市街地の方向を望む。薄っすらと裏五頭が見えています。

 

       

ダム湖に到着。 残雪がある北俣岳が見えて来ました。 ダム湖サイドには公園が。一時全国のダム湖で流行りましたよね。いつも人が利用しているのを見たことは有りません。 税金の無駄遣いの見本のようなもの。

 

   

ゲートをくぐって少し歩いて行くとアサギマダラに出会いました。 南の方から飛んで来たのでしょうか?

 

       

まだ雪渓が残っています。解けだした水はやっぱり冷たい! ここでUターン。 崖崩れした所は修復されているように思えるのですが・・・。 人を通して何かあるとヤッカイだ、と思っているので閉めているのでしょうか? 関係者の車は入って山菜取りをしていると、噂です。

 

予定していた庭の草刈りも作品の漆掛けも終え、部屋を片付けて帰り支度をして外へ出てみると空は満天の星が輝いているではありませんか! 日中の作業で体はクタクタでしたが星の煌めきを眺めていると撮りたくなりました。 ほんの2・3枚のつもりでシャッターを切って行くうちに、気が付いたら午前1時。 既に頭もボーっとして急遽月兎庵に泊まることにしました。それにしても100点満点の撮影日和でしたから大満足!

     

写真左=地上の星。田んぼに写っている星、見えますか? 写真右=天の川も見えましたよ。   

5月27日(月)晴れ 「会えました!」

平野部と山間部の境の大槻にはとうとう猿害避けの電気柵が設置されてしまいました。 滝谷も含めて近隣の集落ではまだ電気柵を設置するまでには至っていませんが、猿避けネットがここ数年で目立つようになってきました。 ほんとうに数年前からです。 それほどまでに猿の害に悩まされているんでしょうか? それは何故? 猿が増えたの?と、思っていますが、滝谷で見かけることは入村の頃よりはるかに減りました。 人と動物が共存している場所だからこそ魅力があると思ってアトリエを移転した私にとってはガッカリしてしまいます。

でも、今日、杜名橋(ほうなばし)近くの県道で一群と久々に出会いました。 それも、群の中に噂の金色の猿がいたんです。 嬉しかったですね〜。

 

これが金色の猿。

5月22日(水)晴れ 「春から初夏へ」

藤が咲き始め、至る所からプ〜ンと甘いいい香りが山に漂い始めました。 気が付くといつも大きく深呼吸しています。

     

左は内の倉湖入口の田んぼ。   右は滝谷新田の田んぼ。

 

5月21日(火)晴れ 「田植え」

赤谷地区の田んぼの田植えはほぼ終わりました。 滝谷は残念なことに集落内の田んぼは無くなりました。

赤谷集落の取りまとめ役の青山さん。

 

遠くからオーイ、オーイと。近づいて行くと写真仲間の浅見さん。

 

田んぼの中はズブズブ。だから抜き足差し足のこのポーズをしないと歩けません。

 

       

鳥はまだまだ勉強不足で名前がわかりません。ご存知の方、教えてください。

 

5月14日(火)晴れ 「じっくり観察」

先日雪解け水が流れ込む水溜りでトウホクサンショウウオを見つけました。 もう少しで産卵シーンが見れるところでしたが、私が覗いているのが気に食わなかったのか途中でやめてしまいまいました。 今日はもう一度観察しようと思い一昨日の場所に出掛けて行きました。 しかし残念なことにもう雪解け水が流れ込んでいなくて溜まっていた水は濁っていました。 自然界の状況はいつも同じではないことに改めて気づかされました。 内の倉川脇の十数年前から廃道になっている焼峰山の登山道を行ける所まで行ってみようと思い立ち山深く入ってみると途中で崖が崩落して道を塞いでいました。 この道はもう修復されることはないでしょうから、この先へは二度と行けないでしょう。 街では要らないほどの道が造られていますが、滝谷集落から焼峰山への登山道も滝谷集落から内の倉湖への林道も年々荒れてきて、私の行動範囲も狭まっています。

 

今日は目ぼしいものも撮れないまま帰ろうと思っていたらゴウゴウと爆音を響かせながら雪解け水が流れる内の倉川から川音の上から時折聴こえてくるカエルの声に気付いた。 そう言えば以前ガマ合戦の撮影をした辺りに来ていた。 藪を漕いで岩場に辿り着くとシュレーゲルアオガエルの卵が産みつけられていた。 例年だと後半月後だと思っていたのに、場所で産卵の時期が違うことを改めて気づかされた。

 

抜き足差し足忍び足で近づいてもカエルは敏感でパタッと鳴くのを止めてしまい潜って姿を隠してしまう。 カエルが警戒心を解いて再び水面に出てくるのをしばらく待った。 待って待って待ったが出てこない。 もうとっくにコチラは痺れを切らしている。 水面には我関せずとアメンボが動き回っている。 そう言えばアメンボも繁殖期だ。 ジーと観察しているとなかなか面白い。 アメンボさえも相性のいい者同士が巡り会うのは難しいらしくて、嫌な相手が近づくと足をバタバタさせてピョンと逃げてしまう。

 

 

内の倉湖

 

5月12日(日)晴れ 「春の躍動感の中で」

今の季節は草木も小さな生き物たちも躍動感に満ち溢れています。 よそ見しているとドンドン風景が変わってしまい大忙しの毎日を過ごしています。  このところ更新が遅れてばかりでスミマセン。 月兎庵で静かに作業をする時間を持つことが出来なく、今日の作業はハスの花托の漆掛けだけに終わってしまいました。

内の倉湖は只今山桜が満開。 まだ残雪も少しあり雪解けの傍からカタクリの花が咲き、日曜日とあってロッククライミングの練習に、釣りに、山菜採りに、ギフチョウ採りにと、普段人影の少ない内の倉湖が少し賑わっていました。

 

 

私もカメラを持っての散策。 水溜りを覗くとトウホクサンショウウオの卵が。 しばらく観察していると何時もは泥の中に潜んでいるトウホクサンショウウオがごそごそ這っていました。 今まで何とか撮ってみたいとチャレンジして一度も成功したことがなかったので、今日こそは!と粘っていると時々水面に浮かんで来たのです。  ますます今日こそは!と思って粘りました。 もう少しで産卵シーンが撮れるところでしたが、本人?が途中で諦めてしまいました。 感じが掴めたので再度チャレンジします。

トウホクサンショウウオ

 

カエルの水中写真も何度も挑戦しましたが今までは全て失敗。今日やっと成功しました。

 

赤谷集落の田んぼには水が入りました。焼峰山と赤谷小学校。

 

左に蒜場山。 右端、俎板倉山。

 

日没後の田んぼ。ここはまだ圃場整備がされていないので味わいのある田んぼ風景です。 中々山まで整備が進んでいますから、まもなくこの風景も見られなくなるでしょう。残念!ですね。

 

 

5月5日(日)晴れ 「のんびり奥山へ」

連休の中日。 平野部では田んぼに水が引かれ、あちこちで田植えが行われていた。 山間部の滝谷地区でも田起こしが始まり田植えの準備が始まった。 滝谷への道中は木々の緑が萌え始め山桜が咲き一年の内で一番躍動感にあふれる季節になった。

庵に行く前に先ずは内の倉ダム湖へ立ち寄ってみた。 内の倉湖は連休に合わせて道路が開けられていた。 内の倉湖から滝谷新田を抜け滝谷へ。 集落に入らないでそのままR335を加治川治水ダム湖へ向かった。(ショック!グーグルで新発田市滝谷を検索したら滝谷集落が出てこない。滝谷新田の所にマークが付いた。誠にショックだ。) 

R335は釜ヶ沢が交わる俎板倉山登山口でまだゲートが閉まっていた。 加治川治水ダム湖までは途中残雪があると言うことで、ここのゲートが開くのは毎年6月1日。 ここで車を降りてのんびりR335を歩くことにした。 車が通らない道を独り占めしてのんびり歩くって誠に気持ちがイイ。

          

釜ヶ沢の雪解け水が飯豊川に向かって勢いよく流れている。(写真左)  トンネルの窓が額縁になって対岸の春の山が一服の絵になっている。

 

         

 

 

       

 

 

         

 

 

          

 

 

         

 

 

4月28日(日)晴れ 「滝谷も動き始めました」

滝谷の雪も日陰の所に少し残っているのみになって村人はゼンマイ採りに出掛ける時期になりました。 街大好き人間のツレアイも冬囲いをする時と外す時は見るに見かねて手伝ってくれます。 今日はそのツレアイが大いに活躍してくれて冬囲いを外しました。 作業前半は曇っていて、囲いを外していると家は何となく寒そうにしている様に見えましたが、晴れて来ると大きく深呼吸して春風を吸い込んでいる様に見えました。 さぁー、これから滝谷生活も庭の落ち葉や枯れ枝の手入れに畑仕事にと忙しくなってきます。 月兎庵の桜は7部咲き。

 

村の人達は季節に合わせて暮らしていますが、街と山の二重生活の私はいつも村人より遅れがちに季節の準備をします。 今年も家の周りの雪が解けて一週間が経っても冬囲いを外していなくて気が引けていたんですが、私と同じく街から通って来る西山さんも今日冬囲いを外していました。 同類が居てちょっとホッとしました。

 

大型連休に入って二日目。 集落の下にある滝谷森林公園はロッジもキャンプ場も久々に賑わっていました。 公園の桜も7部咲きです。これから見ごろになりますよ〜。

雪解け水が滔々と流れる公園脇の飯豊川。

 

4月25日(木)「春本番へ」

毎年恒例になった福島の桜撮影、今年も17日から25日まで出掛けて来ました。 今年で7年目。 今年は20℃を超える暑い日があったと思えば雪が降ったりで、とてもバラエティーなお天気でした。 相変わらず三春の滝桜は早朝に通り掛かっても既に観光客に取り巻かれていました。 福島の桜は滝桜だけじゃなく他にも素晴らしい桜が数多くあるのに観光では一極集中なのですからもったいない話です。 私は極力有名な桜は避けてのんびりと桜の里を 撮影してきました。  新潟福島間を二往復したのですが、走行距離1500キロを走っても桜はまだまだ沢山あり、すべてを網羅することはできません。 一期一会の桜が多い中、今年も思いも掛けない素敵な 人達との出会いがたくさんあり、福島が第三の故郷になりつつあります。

 

 

福島の桜が終わりに近づくと、いよいよ滝谷の春本番になります。 しばらく留守にしていると滝谷のことが気になり、帰り道に滝谷に寄りました。 案の定、コブシの花が満開でした。月兎庵の桜は4部咲き。 フキノトウもあちこちで咲いていました。 滝谷はワクワクする春本番を迎えました。

 

滝谷のシンボルツリー的なコブシ

 

4月15日(月)晴れ 「春の妖精たちの目覚め」

新潟市内の桜が満開になる時期には、滝谷では春の妖精たちが次々に深い眠りから目覚め可憐な姿を現します。 素材集めが一段落し、新作のアイディアが沸々と湧き、試作品に取り掛かっている今、早く完成させたいと気持ちがはやるのですが、その一方で滝谷の野山のことが気ががりでしょうがありません。

欲張りな私は夜が明けないうちに起きて試作品づくりをして、その後滝谷に入りました。 風もほとんどなく柔らかな日差しを浴びながら花を求めて歩きました。 すると先週ではまだ蕾だったカタクリの花が咲き始めていました。 まるで春の日差しを浴びて気持ちよさそうに踊っているみたいに。 

 

カタクリの花を見る度に、ギフチョウが飛んでいないかと気がかりになります。 今年こそ見つけたいなぁ。

 

ギフチョウは見つけられませんでしたが、熊棚を見つけました。これは昨年のものです。

 

一週間前に産み落とされた卵はこんな形に成長。

 

4月10日(水)くもり・晴れ・雨・あられ 「お天気大荒れ」

新潟市内の桜は6・7部咲きになってきましたが、滝谷は庭のスイセンの花芽がようやく伸びてきたところです。 それでもこの一週間で雪は見る見る間に消え、今では土の方が多く見えるようになりました。 しかし、まだまだ寒い滝谷。 今日の気温は3℃。 でも、土の中は温まっているとみえてモグラが活動を始めました。 モグラが活動をし始めると畑仕事のスタートです。 忙しくなってきます。

モグラが通った跡は土が盛り上がっています。

 

滝谷に入ると必ず行くのが冬季間通行止めになる加治川ダム湖への道。 いつの間にか二段滝まで行ける様になっていました。 しかし、全面開通するのは6月です。 早く入りたいんですが林道の一部が雪で覆われているんですね。

滝谷には大小様々な滝がたくさんあります。 そのほとんどが名無しのごん米です。 この滝も勝手に命名して「二段滝」

 

4月2日(火)晴れ 「春の鼓動が聞こえて来た」

カンジキを持って森に向かいました。 今の時期は雪が解けている所と雪が残っている所の差が激しくて、また雪が残っている所でも地面から解けている場合があるので時にはドスンと落ちることもあり、森歩きは段々に不安定になってきました。 日当たりのいい斜面でキクザキイチゲが杉っ葉の間から咲いているのを見つけました。 先日(3/28)にはやはり日当たりのいい所でマンサクの花が咲いているのを見つけましたが、無彩色だった滝谷にも色が付き始めました。 これからは一気に様々な色で彩られていくことでしょう。

 

キクザキイチゲの花はお日様に向かって咲いていました。その姿はパラボラアンテナの様で、太陽からの通信を受けているみたい。

 

滝谷で春になるといの一番にカエルの卵が産みつけられる水溜りへ行ってみました。 今年こそ産卵シーンを見たいと胸弾ませて、辿り着いたら、またしても今年も既に産み付けられていました。 周りはまだまだ雪がたくさん残っているのに、いったい何処から親ガエルは来るのでしょう。 雪の上を歩くのは冷たいだろうに・・・。 その様子を想像するとプッと笑えます。卵の様子を見ると産み付けられたばかりの様です。 このところ足繁く通っていたのに今年も残念! また来年チャレンジです。 

 

 

 

いつも日記では野山をフラフラ歩いていることばかりを書いているので友人たちからは楽しそうにのんびりしていて良いわねと言われますが、まぁ、そのことは否定できませんが、作業らしいこともやっているんですよ。 今日の作業は、昨秋に収穫したハスの花托を拭き漆掛けをしました。 久々に漆を扱ったのでカブレないかとヒヤヒヤ。 暖かくなったのでこれから暫くは漆掛けが続きます。 海や山からの素材集めが一段落した後の春は、素材の下準備の季節です。

 

 

 

 

月兎庵日記 TOP

Home