月兎庵田舎暮らし 

 

2012年11月・12月

 

12月31日(月)雪 「大晦日」

今年は出版感謝パーティーを行う際に出席者同士が繋がってもらえたならばと思いフェースブックを始めました。 始めたら反応が直ぐにあって、せっせと更新していると肝心なホームページの更新が後手後手に回ってしまいました。 これは大いに反省すべき点です。 滝谷を愛し、滝谷を懐かしく思ってくださっている方々がおられることはいつも感じています。 来年も一枚でも多くの滝谷の写真をPUしたいと思っていますし、滝谷の様子をお伝えしたいと思っておりますので、よろしくお付き合いください。

今日は今年最後の雪掻きに出掛けてきました。 多くの方に雪掻きと言うだけで、大変でしたね!と言われますが、私はその言葉に素直に「そうなんですよ」とは言えません。 昨年2月のような3メートル近くも積もっている時なら「そうですね」と言うのですが、今はまだ降り始めで積雪も少なく、運動不足の解消にもなり、そして何よりも雪景色が美しいからです。 冬を迎える度に思います。 日本人ってネガティブ思考の人が多いと。 雪大好き!雪景色バンザイ!って思う大人が少ないことに驚きます。 雪があってこそ日本には四季があるんだと言えると思うんですが・・・。 新潟では一年の内に雪のある冬はたかだか二か月ほどです。 大いに楽しみませんか!?

今年一年滝谷日記に訪ねて来て下さってありがとうございました。 どうぞよい年をお迎えください。 来年も訪ねてくださいね〜。

 

ほうな橋から

 

 

新潟では大晦日の晩に年取りと言って無事に一年過ごした祝いにお節を食べます。

 

12月30日(日)くもり 「いつまでも・・・」

ずーと、ずーとアトリエと化していた我が家の食堂をようやく片づけました。 そして、先日長岡のギャラリーmu-anの「クリスマス・くりすます」展でご一緒させて頂いた内藤三重子さんからプレゼントして頂いた「HAI CHEESE !」君?さん?を特等席の住人に迎えました。

内藤三重子さんは、同じく造形作家のご主人の鎌田豊成さんと鎌倉で「HAND&SOUL」というチャーミングなお店をされ、御年78才だとか。 いつまでも若々しいセンスの持ち主で、制作意欲に溢れています。 一歩でも二歩でも近づきたい憧れの大先輩です。

 

 

三重子さんが若かれし頃に銀座三愛のパリ祭のセール用にデザインされたもの。 見覚えがあるんです。

 

12月28日(金) 「謎が深まる」

今年も残すところ後わずかになりましたね。 一年を振り返ってみると、1月に写真集「家族」の出版。 1月と3月に出版感謝パーティーを新潟と東京で開催。 6月、会津若松にて「あかり」展開催。 7月、新潟市にて写真展「花戯れ」開催。 12月、新潟市にて「あかり」展開催。 長岡にてグループ展参加。 そして、7月・9月・12月と「水と土の芸術祭」礎窯窯焚き参加とボランティア賄いオバハン。。。よくぞ、まぁーと思うほど動いたと言うか働いたもんだと呆れてみたり感心してみたりです。

そして、もう一点呆れていることがあります。 久々にアマゾンで自分の写真集を検索しました。 すると既に中古品が紹介されていました。 中古がでるのも当たり前かな?と思ったのですが、値段を見てびっくり仰天! プレミアが付いていたのです。 どこからこんな値段が出てくるのでしょうね。 通常プレミアが付くのは人気書籍で在庫がなくなったものとか、人気作家が故人になった場合とか、大きな賞を取ったものとかだと思いますが・・・。 私の場合そのいづれも該当しないんですが・・・不思議です。 確かに私の写真集を構成してくださったのは著名写真家の北井一夫さんですし、写真集がGUP(アムステルダムに本社がある写真出版社)のサイトによって世界20か国以上に紹介されましたが・・・要因はそれでしょうか。 でも、もしかして写真集そのものが良いと評価されたのだとしたら嬉しいですね。

 

 

12月27日(木)くもり 「エネルギーの再生」

夏から冬まで約半年間、新潟市内で開催されていた「水と土の芸術祭」が24日のクリスマス・イブの日に終了しました。 散歩の途中で偶然に出会ったアートプロジェクトの現場で招待作家のナデガタ・インスタント・パーティーと名乗る三人組の若者たちの人懐っこさに魅せられて、気が付いたらサポーターとして現場の賄いオバハンを買って出ていました。 会期中に陶芸の薪窯を造り、三度窯焚きをし、彼らやサポーターの人達と楽しくって濃い時間を共有できたことは、思いがけない素晴らしい体験でした。

会期が終わり、片づけも終わり、彼らを見送ると急に月兎庵のことが気になり出しました。 楽しかったからと言って月兎庵のことを忘れていた訳ではありません。 クリスマス・イブは月兎庵の14回目の誕生日だからです。 アニバーサリーには比較的無頓着な私ですが、月兎庵はたくさんの楽しいこと、多くの友人を与えてくれました。 それだけじゃなく、様々な事柄で私の心の振り子が大きく揺れても月兎庵に佇んでいるだけで振り子の揺れが収まり、次なるエネルギーがふつふつと湧いてくるのです。 なので、そのお礼に今年は遅ればせながらですが、月兎庵に駆け付けました。  

 

動物たちの生き様からも多くのことを示唆されます。

 

12月19日(水)くもり時々晴れ 「雪桜が咲いて」

大きな雪だるまマークが出ていたので慌てて滝谷に入ったのですが、明け方にサラリと10pほど降っただけで胸をなで下ろしました。 しかし、月兎庵の玄関脇は屋根からの雪が落ちて来て門松を立てたように積もっていますし、裏はもっと積もっていましたのでせっせと雪掻きを始めました。 先日は除雪機を試運転してみましたが思うようには動かせず、今日はスノーダンプで除雪です。 ちょうどいい汗をかきました。 空を見上げると時折青空も広がり太陽も顔を出したり。 こんな状況の中の雪掻きは最高です。

 

 

12月19日(水)くもり時々晴れ 「交通事故」

滝谷へ行く途中、前方に何やら・・・。 とっさに「アッ、引かれている」と。 横たわっている動物を踏まないように避けて停まった。 車から降りて見ると、小さなテンだ。 どういう訳か雪国では冬になると動物たちの交通事故が増える。 人間が引かれていると大事になるのに、動物だと「またか」と思われることがほとんど。 同じ生命を持つものとして、このような現場に出くわすと心が痛みます。

しかし自然はよくしたものです。 死んでいるテンの直ぐ上の電線には一羽のカラスが留まっていました。 人間の社会ではカラスほど忌み嫌われている鳥はいないでしょう。 でも自然界ではカラスは有能なお掃除屋さんなのです。 帰り道、道路は何事もなかったように綺麗さっぱりでした。 こんな山での日常を目にする度に、始末できないゴミを出すのは人間ばかりなんですよね。 これからの季節、カラスも始末してくれないプラスチックや空き缶が沿道に投げ捨てられ、雪解けの春を迎えるとゴミがごろごろ現れてきます。 来春はそんな光景を目にすることのないように・・・。

 

12月16日(日)晴れ 「窯焚き」

今年の夏に散歩の途中で偶然出会った「にいがた水と土の芸術祭」の現場。 そこではアーチスト3人組みのナデガタ・インスタント・パーティーと名乗る若者と、陶芸家の若者とその現場をサポートする人達が陶器を焼く薪窯を造っていました。 好奇心旺盛な私は誘われるままに彼らの輪の中に入って行き、様々な手伝いを楽しんでしてきました。 今日は最後の窯焚きの最後の夜。(三回目) 最後の最後まで見届けたいと眠い目を擦って夜明けまで現場で過ごしました。 窯焚きは三日三晩ぶっ通しで炊き続けられます。 現代では電気窯が主流になりタイマーをセットしておけば焼き上がるので労はさほどでもないようですが、電気のない時代には全てが薪窯だったので火をくべる様子を見ていると、昔の人達の苦労はいかばかりかと感慨を深めました。 焚口も閉じられ煙突も閉じられると、辺りは神聖な空気が流れたように感じました。 水あそび、火あそび、泥あそびは人間の三大遊びだそうですが、陶芸はこの三要素をすべて含んでいるから嵌まってしまう人達が多いんですね。 私もあわや嵌まりそうになりましたが、これ以上手を広げては危険キケンとブレーキをかけました。

 

 

12月15日(土)小雨 「久々の取材」

昨晩は久しぶりに月兎庵に泊まりました。 物音一つしない部屋でボーとしているっていいなぁと思いましたね。 これが日常になればどう感じるかは分かりませんが、少なくとも昨晩は最高でした。 個展で一気に大勢の人に会い人酔いしていたからかも分かりませんが、、、。 独りぼんやりとしていると色々なことを想ったり、考えたり、思い付いたりするのです。 日常の雑事ばかりに追われていると全てのものに対して近視眼的になるのですが、月兎庵での時間では自分を客観視もできるし、空想もできますから。 空想の中から夢が生まれ、それがやがては目標になる。 その目標に向かっている時が一番面白いなぁって歳を重ねて行って一層そう思うようになりました。 だから私は過去に執着することなく面白さに魅かれて常に前へ前へと進みたくなるのですが、今持っている夢や目標は中々手強く前へと進めません。 それもひっくるめて面白いんですが・・・。

今日はFMポートの取材を受けます。 ラジオ出演は本当に久しぶりです。 過去に無頓着な私が取材を受けるとなると、今までの私のバックグランドまで話さなくてはいけなくなるので、それを話すと取材者が混乱していくんですね。 様々なことをしてきましたから。 どこに的を絞ろうかと。 今日はあまり相手を混乱させない程度に過去の話しは留めて、これからのことがお話しできたらと思っています。 今までは取材を受けることを嫌がっていたこともありますが、最近は喜んで受けることにしています。 これはボケ防止になるなって気が付いたんです。 放送は「ECHIGORIAN トキめき新潟人」 1月7日(月)から11日(金)の早朝6時半から6時50分までです。 この番組は聴いた人に元気を与える、元気のヒントをつかんでもらうことが主旨のようです。 私の放送で誰かに元気付けができれば嬉しいです。 もし目覚めておられたら聴いてみてください。

 

 

12月15日(土)小雨 「クリスマス・くりすます展」

取材を終えた後、長岡のギャラリーmu−anへ行きました。 ギャラリーmu−anでは只今27人の作家たちによる「クリスマス・くりすます」展を開催しており、今回初めて参加しています。今夜は出品作家たちが集ってクリスマス会が模様されま した。 「クリスマス・くりすます」展は22日までです。

 

 

 

12月14日(金)晴れ 「久々の滝谷入り」

個展が始まって間なしに新潟市内でも大雪が降りました。 さぞや滝谷は・・・と思いましたが直ぐに駆けつける訳にもいかづ気になっていました。 個展が終わるや否や滝谷に入って来ましたら案の定、5、60pの積雪。 今まで通り手作業のスノーダンプで除雪するとしたら優に3時間は掛かるでしょう。 そこで、以前から頼んでいた中古の除雪機で除雪することを考えつき、いつも何かと家の修理を頼んでいる屋根屋の佐藤さんに除雪機の使い方を教わって除雪を始めました。 しかしこの除雪機の重いこと、重いこと。 なかなか一筋縄ではいきません。 結局車一台分のスペースを確保するのに3時間も掛かってしまいました。 私たちは生活の上で効率を考えて、例えば車やこの様な除雪機など様々な道具を使っていますが、天候が荒れて大吹雪の日は車で走っているより歩いた方が安全で確実なことを悟ったり、除雪機よりスノーダンプの方が作業がスムーズに終わったりすることに気が付きます。 要は道具より先ずは己の体の方が頼りになるってことを雪深い滝谷で私は学習しました。

 

 

12月14日(金)晴れ 「個展を終えて」

10日間の個展が無事に終わりました。 個展前半は強風や吹雪に見舞われ開店休業状態になるかと思っていましたが、多くの方達が来てくださりとても嬉しく思いました。 また、今回はフェースブックで知り合った方々も来て下さって旧知の友が遠くから駆けつけてくれたような嬉しさも味わいました。

原発事故以降、絆と言う言葉をよく耳にします。 しかし本当に絆が深まっているのでしょうか。 悲しいニュースをよく耳にします。 まだまだザラザラした空気が漂っているようにも思えます。 発展と効率を追い求め続け、私達は真に幸せになったのでしょうか。

ほっとする家庭、ほっとする社会になればいいなぁーとの願いを込めて小さなあかりの制作に励んでいますが、まだまだ力不足です。 皆さんのエールを糧に体力の続く限り「あかり」を通して私達が置き忘れてきた大切なものをメッセージして行きたいと思っています。 ご来場頂きました皆さん、ありがとうございました。

 

12月13日(木)くもり 「個展最終日&グループ展開催中」

新潟で一番歴史の古い画廊紗衣はオーナーが亡き後、あらきギャラリーとして引き継がれ今でも多くの作家たちが訪れることで有名。 この空間で毎夜毎夜芸術論を戦わしたそうです。その空間に10日間佇んでいると自分の部屋のように愛着がでてきて、この空間によって新潟芸術の夜明けを迎えたその頃へ思いをはせる贅沢な時間を持つことができました。

それも今日で最終日を迎えました。

 

そして、今、個性豊かな作家たち27名のグループ展、「クリスマス・くりすます」展に参加しています。 ぜひお出掛け下さい。

会場 ギャラリーmu−an 長岡市呉服町2-1-5 0258-33-1900

会期 12月11日〜22日 10:00〜18:00  17日(月)休廊  最終日15:00まで

 

 

12月4日(火)雨 「個展スタートしました」

 

 

12月3日(月)晴れ 「明日から個展スタート」

今朝の新潟日報「あーとぴっくす」に、明日からの個展紹介記事が載りました。 みなさん、 師走に入って忙しい毎日を送っておられることと思いますが、是非お出掛け下さい。 お待ちしております。

 

12月3日(月)晴れ 「初雪降る」

初雪が降りました。 今朝は放射冷却で雪原がキラキラ輝いて、とても綺麗でした。 このまま根雪になるのでしょうか。 雪が大好きな私です。 なぜ好きなのか分かりませんが、雪が降るとサルやタヌキ、テンやウサギ、リスなど、普段頻繁に目にすることができない動物たちが「ひとりぼっちじゃないよ!」って雪原を飛び回り多くの足跡を残して勇気づけてくれるからかもわかりませんね。

 

 

12月2日(日) 「愛される子供に育つ」

今日は球根生産者、関係機関、協力企業、新旧実行委員、ボランティアの皆さんが集い、にいがた花絵プロジェクトの20周年の感謝とお祝いの会がありました。

20年前にチューリップで人と人との絆を広め深めようと、100年100万本を合言葉に実行委員4人でスタートした花絵。 どんな時代になっても元気で育つ丈夫な子供を産みたいと、がむしゃらに走った遠いあの頃を思い出し感無量になりました。

 

 

12月1日(土) 「50年後」

私の写真集「家族」の構成をしてくださった北井一夫さんの50年にもおよぶ作家活動の集大成とも言うべき大きな展覧会、「いつか見た風景」が東京都写真美術館でスタートしました。 そしてこの展覧会に合わせるようにギャラリー冬青で「神戸港湾労働者」、禅フォトギャラリーで「過激派」、小宮山書店では[「抵抗」から現在へ]が開催されています。

北井さんの処女作「抵抗」は二十歳の時の作品で、「もしかしたら自分は天才かもしれないと思った」と、自信を持って周りから出版費用を借りて自費出版された。 しかし、期待とは裏腹にまったく評価されず本も売れなかったらしい。 挫折して郷里の神戸に身を寄せ、悶々とした日々を過ごす中でできた作品が「神戸港湾労働者」。 今回ギャラリー冬青でこの作品展が開催され、今日、トークショーとオープニングパーティーがあるというので駆け付けました。

二十歳の時の作品をじっくり拝見し、「もしかしたら天才」ではなく真の天才だと思いました。 とても完成度の高い作品だと感じ、そしてトークショーも50年のキャリアがあるからこそ飛び出してくる言葉の数々。 今年は国内外で7回もの個展を次々にされてきて海外からの注目度は年々高くなっているとか。 改めて素晴らしい大先輩に写真集の構成をして頂いた幸せを噛みしめてきました。

 

 

11月30日(金)雨 「搬入準備」

明日からは師走。 早いですね。 このところ普段以上に飛ぶように時間が流れています。 個展前にあれこれ予定が入っているので搬入準備をしました。 忘れ物がないようにと思っていたのですが、やっぱり忘れ物がありました。 自宅とアトリエが離れていることにいつもは不便を感じませんが、こんな時は感じますね。

今回の個展にも中矢澄子の定番といわれている山ぶどうの蔓と和紙のあかりも出します。 今回は会場に合わせて小さな作品が多いです。

 

 

11月29日(木) 「もったいない屋の私」

時を経た古いものは、新しいものにはない味わいがあります。 それを私はかねてから「時のしずくの宝石」と呼んでいます。 骨董、古布、煤竹はもとより古しいものは何でも取って置く癖があります。 人の手によって作られた古いものだけじゃありません。 流木、木の根っこ、木の実、石、などの自然のものも大好き。 人から見ればゴミのようなものに関心や愛着を持ってしまうので今や広かったアトリエも手狭になってしまいました。

4日からスタートする「あかり」展では、大切に仕舞って置いた昭和初期のガラスをつかった作品もつくりました。 木の根っこは泥を落として腐っている部分をサンダーで削り、艶を出し、この度の個展ではフロアースタンドの台にしました。 人から見ればどうしようもないモノが手を加えることで蘇る。 そのことに喜びを感じているもんですから創作が止められないのでしょう。 捨てられないのでしょう。

 

昭和初期のガラスを使って。

 

11月27日(火)くもり時々晴れ 「空き家が鍵」

壊すより安くても誰かに住んでもらえたらと空き家が出ました。 若い人に越して来てもらえればと声を掛けていましたが、なかなか見つかりません。 そこで福島の知人に、原発事故で避難している人に住んでもらえばと声を掛けましたら、今日知人が訪ねて来てくれました。

滝谷はどんどん過疎化します。 このまま村が無くなるのは耐え難い気持ちです。 なんとか存続を考えた場合、空き家を活用して蕎麦屋が一軒できましたがビックリするほど人が来ていますから、やはり空き家の活用が鍵になると思います。 今回の空き家、良い方向に話が進むといいなぁと祈っている次第です。

 

雪雲襲来(米倉)

 

11月25日(日)雨のち晴れ 「冬支度完了!」

天気予報では晴れが出ていたから、庭木の雪囲いをしようと張り切って滝谷へ向かったのですが、滝谷に到着すると雨でした。 海の方から青空が出ていたのでしばらく待とうと、間もなく閉鎖される加治川ダム湖までの道を走りました。 木々の葉っぱはずいぶん落葉して、初冬の風景が広がっていました。 こんな風景も気持ちが落ち着いて嫌いではありません。 それに冬は季節の終焉に見えますが、すでに春に向かって木々たちは準備を始めています。 それを見つけると何となく元気がでます。

お昼頃から滝谷もようやく晴れてきました。 冬支度のチャンス到来です。 雪深い山里に暮らす者にとって「私時間」はお天気で決まります。 庭木の雪囲いも無事に終了し、これで安心して冬が迎えられます。 庭木の椿も、もう咲く準備をしていました。

 

冠雪した滝谷のシンボルの焼峰山

 

芽を吹いているアオモジ

 

飯豊渓谷と加治川ダム湖へのつづら折り

 

咲く準備をしている庵の椿を見つけ、植物はどんな時でも前を見ているんだねと、諭された気持ちに。

 

11月23日(金)雨 「作りたい!撮りたい!心忙しい日和」

今回の個展会場を満たすだけの作品はすでに出来上がったのですが、いつもの事ながら作品づくりの追い込みになればなるほど、もっと作りたい!という気持ちになります。 小さなものならあと一点は作れそうなので急遽アトリエに材料を取りに行くことにしました。

久しぶりの滝谷。 今日は雨が降っていました。 紅葉の盛りは過ぎていますが、葉っぱを落とした木々と紅葉した木々が混ざり合って、いかにも初冬の風景。 しっとりと雨に濡れた赤いもみじも黄色の欅の葉っぱも艶やかな色気を醸しだし、その上、霧も流れ、目の前には写欲をそそる風景が広がっていました。 撮りたい!と思っても、さすがに今日は作りたい!気持ちが勝ち、材料を車に乗せると直ぐにUターンしました。 しかし後ろ髪を引かれましたね。

 

 

11月20日(火)晴れ 「東寺・弘法市へ」

ツレアイの「弘法市に行くぞ!」の一声で、このところ一心不乱に作品づくりに集中し、何とか出品点数をクリアしたのは昨晩の夜行バスが出る直前。 

弘法市とは江戸時代にはすでに盛んに行われ毎月21日に開催される東寺の市です。 出店数は月によって変わるらしいのですが、11月は紅葉と重なり、12月は終い弘法と呼ばれ、この2回は一年の内で一番出店数も多く、ツレアイはお目当てのものを探し出すことができると踏んだらしいのです。 何も個展前に・・・と思いましたが、私も古物好きの性格。 何か作品の素材になる面白いものが見つかるかも知れないと、いそいそとお供することにしました。 境内には骨董、古着、お漬物、クラフト、食べ物屋などなどのお店が1000店近く出ていましたが、これは!というものは見つからずウロウロして帰ってきました。 しかし、紅葉の京都をちょっとだけ味わい京都の食を楽しんで来ることができて大いに気分転換できた旅でした。

 

 

 

 

 

11月19日(月)晴れ 「手法」

あかり作りを始めた当初は蔓と和紙の「あかり」ばかりでしたが、この頃は、銅を使ったり色ガラスを使ったり、石を使ったりと手法も広がってきました。 手法が広がる度に一年生になった気分で楽しく制作できるのですが、その手法が体に浸み込むには時間がかかります。 試行錯誤の繰り返し。 時には思うように出来なくてイライラしたりガッカリしたりしますが、そこがモノづくりの楽しいところなのでしょうね。 

 

 

11月15日(木) 「作品づくり」

12月4日から始まる「あかり」展。 今回の会場は、生活の中でより身近に「あかり」を感じて頂きたいと思い、今までの日本家屋と違って現代的な私たちの生活空間に近い空間を選びました。 展示会場が違えば発想も違ってきます。 今回は色ガラスを使ったものを多く出すことにしました。 テーマは口ずさんで楽しくなる=swing・スウィング・すうぃんぐです。

色ガラスに一つづつ銅テープを巻き、鉛で固定したり、研磨したり。 思っていた以上に時間が掛かりましたが光源を点けるとそれまでの苦労がすっ飛びます。

 

 

 

11月11日(日)くもり時々晴れ 「例年より早く」

12月は個展とグループ展があるので月兎庵に入るとこが難しくなる。 冬は刻々と近づき慌てて冬支度を始めてうっかり不備な点があると後で泣きたくなることにも成りかねないから、今年は早めに冬支度を始めました。 11月の上旬に家の冬囲いを終えたのは初めて。 村人と同じ時期って、私も歳とったから? ともかくこれでちょっと一安心です。 後は庭木の冬囲いを残すのみになりました。

 

 

村の人達は家の冬囲いも終え、畑の最後の作物、大根と白菜の収穫をしています。 雪国の山里で晩秋の晴れ間は、紅葉狩りに行く暇もないほど超大忙しです。 彼らのコツコツ働く姿を見る度に、いつもいつも頭が下がります。

 

 

お寺のもみじは、毎年アッと息を飲み込むほど綺麗に紅葉をします。 今年も見事な紅葉を見せてくれました。

 

 

11月9日(金)くもり 「これで決まり」

昨日諸用の後、白山公園に立ち寄ると池の蓮狩りをしていました。 作業をしていた親方に声を掛けると「全部持って行っていいよ〜」と。 全部持って行くにはかなりの数があります。 とりあえず自転車の籠に入るだけ持ち帰り、今日改めて取りに行きました。 二日間の収穫数を数えたら200個。 冬になったらまた瓢湖か福島潟に拾いに行こうかなと思っていたところでしたから、近くでこんなにも取れたのでウキウキです。 それも痛みのないキレイなものです。 200個もと思われるでしょうが、大きくて痛みのない蓮の花托を見た瞬間、来年の個展の会場づくりのイメージがパッと浮かんだんです。 今シーズンの個展も終えて一段落したら、一つづつ洗って乾かして拭き漆を施しパーツづくりを始めます。 さぁ、楽しみになるか苦しみになるか・・・。  

 

11月5日(月)晴れ 「今年の紅葉」

新潟市の自宅の窓から冠雪した飯豊連峰を始め、鳥海山、月山、朝日連峰、駒ケ岳などが見えます。 二王子岳、五頭連峰は紅葉真っ盛りでしょう。 山が色づいているのがはっきり見て取れます。 こうなったら自宅でシコシコと作品づくりをしていても落ち着きません。 それに晴れの日が続きましたし、明日からは天候が崩れるとの予報。 先日草刈りや剪定をした草木も少しは乾いただろうと、庭の冬支度を兼ねて滝谷の紅葉狩りに出掛けました。

今年は日中と夜の寒暖差が大きかったので素晴らしい紅葉でした。 加治川ダム湖まで足を延ばすと北俣岳の冠雪も見ることができました。 時間があれば内の倉ダム湖まで行きたいところですが今年は断念。 それにしても、こんなにも近場で素晴らしい紅葉を見ることができるのですから、幸せな環境に暮らしていることをしみじみ感じます。

 

 

 

 

 

 

11月3日(土) 「いよいよ佳境です」

ラジオを聴いているとアチラこちらで紅葉の話題が出ていますが、新潟は11月に入ると時雨る日が多くなり、時折雪おろしの雷が鳴ったりしています。 今年の秋は昼と夜の寒暖の差が大きくて、こんな年は紅葉が一段と綺麗です。 あ〜、紅葉を見に行きたい、撮りたいと思っても一か月後に個展を開催しますから家に引きこもって制作に励んでいます。 佳境に入ってきました。 冬支度もまだ終わっていません。 気になりますが、一段落するまで制作に没頭します。あかり展の詳細はNEWSを見てください。 皆さんにお会いできる日を楽しみ に、もう一頑張りします。

 

 

 

月兎庵日記 TOP

Home