月兎庵田舎暮らし 

 

2012年5月・6月

 

6月27日(水)晴れ 「レイチェルの世界へ」

昨晩もほとんどホタルは飛びませんでした。 今年は裏年でしょうか? 10数年間でこんなことは初めてです。 しかし、ホタルが飛ばなくても、星の瞬き、雲の流れ、月影をぼんやり眺めるのもいい時間です。 レイチェル・カーソンのセンス・オブ・ワンダーの世界に入り込んだみたいに・・・。

 

 

6月26日(火)快晴 「夏の星空」

わぉ〜って声を上げたくなるほどの満天の星空。 頭上には夏の大三角がくっきり見え、薄っすらと天の川も。 ホタルのシーズンで満天の星空が見えることはとても稀です。 それによく晴れた日はあまりホタルも飛びません。 よく飛ぶのは、ムシムシした蒸し暑い夜です。 かねてから天の川と流星のように飛ぶホタルを撮ってみたいと思っていました。 今夜は千歳一隅のチャンスを待つ夜かもしれないと、待ちました。 思えば叶う!って本当ですね。

 

天の川とホタル

 

     

そろそろカキランが咲く頃です。夕方近く出掛けましたが、まだ花芽が上がってきていませんでした。 午後の日差しを受け、逆光の中の葉っぱが輝いていました。

  

6月25日(月)晴れ 「今夜こそ」

ホタルのシーズンになると寒くても少々雨が降っていても、もしかして・・・・、もしかして・・・・と足が滝谷へ向かってしまいます。 そして期待していたほど飛ばなくて少々肩を落として帰ってることがあるのですが、今年はその連続です。 肩を落とすぐらいなら他のポイントへ行けばいいのに、ここにはたくさんの思い出が詰まり過ぎていて・・・やっぱりここに来てしまいます。

 

 

6月23日(土)晴れ 「今宵こそ」

新潟の梅雨は例年気温が上がらず5月のような爽やかさで快適に過ごせるのですが、ムシムシしないために蛍撮影は難しいです。 蛍は気温20度以上の日でないと数多く元気に飛んでくれません。 日が暮れるとともに今日は15℃になってしまいました。 無理かもと思いながらもいつものポイントへ。 案の定、8時を過ぎても飛び始めません。 それでも根気強く待ったのですが、ピカピカと光っていても飛び出さないのです。 ついに諦めて、せっかく来たのだからと星撮影に切り替えたとたん一匹が・・・。

このポイントは年々蛍の数が減っています。 どうしてかな?と思っている気持ちに追い討ちをかけるように、今夜は小川の水が止まっていました。 何故? 

北斗七星と蛍

 

6月23日(土)くもり 「嬉しいニュース」

一月に出版した写真集「家族」がGUPに紹介されたと出版社「冬青社」から連絡がありました。
GUPはアムステルダムに本社があり、世界20カ国以上に写真や
写真集などを紹介している会社のようです。
住民30名を切ってしまった限界集落と言われている滝谷。 世界各地で写真集を見た人が入村してくれると面白い村になるかも・・・などとまたまた夢を見てしまいます。 とにかく存続を
願っている私にとってはとても嬉しいニュースです。  英語サイトですが見てください。http://www.gupmagazine.com/books/339

 

6月21日(木)くもり 「蛍シーズン開幕」

今日は夏至。 本格的な夏ですね。 そして蛍のシーズンになりました。 シーズンと言っても2週間ばかりですから儚く過ぎてしまいます。 蛍が出始めても滝谷は肌寒くて20℃を越えませんから数は本当に少ないです。 最盛期になっても年々減っていますから気掛かりです。

 

   

 

 

 

 

 

6月18日(月)くもり時々晴れ 「保存食づくり」

フキノトウが出始めてから、フキノトウの佃煮、ワラビ、ゼンマイ、キャラブキと保存食づくりが続いていました。 保存食づくりも6月に入ると佳境を向かえ、ラッキョに梅、山椒でようやく一段落します。

今日は大好物のちりめん山椒を作るために山へ山椒の実を採りに出掛けました。 山椒の実は採る時期がとても短く、呑気にしているとアッと言う間に時期を逸してしまいます。 今年は裏作のようで一本の木にしかなっていませんでした。 それでも今年の分は充分です。

山暮らしをしていると自然の恵みを身近に感じ、誰に言うでもなく「ありがとうございます」と感謝の言葉がでてきます。 福島原発事故以降は、今まで以上に、いつまでも「ありがとうございます」と言えるような環境でいて欲しいと強く思います。

 

 

      

クガイソウ                       コケイラン

滝谷の動物や植物は、種類は多いのですが数は多いとは言えません。 クガイソウも例外ではなく極限られた所に咲いています。 手の届く場所に咲いていたそのクガイソウが、抜かれていました。 山野草愛好家が持っていたのでしょうが、このような光景を見るたびに腹が立ちますね。 

 

6月14日(木)晴れ 「開通」

ようやく俎板倉山登山口から加治川治水ダムまでの道路が開通しました。 いよいよ夏山シーズンです。 しかし、加治川治水ダム湖から湯の平温泉までの道は相変わらず閉鎖です。 今年こそは北股川の吊り橋まで行きたいと思っているのですが・・・。

加治川治水ダム湖から見る北股岳?

アマドコロ             タツナミソウの仲間           ヤマブキショウマ

ヤグルマソウ              シモツケソウ                ヤマボウシ

 

6月11日(月)晴れ 「植物を食べる、植物が食べる」

藤のような形をしたハリエンジュ(ニセアカシア)の花が終りに近づきました。 私は甘い香りのするこの花を天ぷらにして食べたりしますがサルも美味しそうに食べるので、今年もそのシーンを撮ろうと楽しみにしていました。 しかし、なかなかそのシーンに出会えませんでした。

でも、最後の最後で出会えたのです。ベストショットは撮れませんでしたが・・・。

滝谷地区を細やかに観察していくと、どんどん自然に対して興味が湧いてきます。 なにせWWF(世界動物保護協会)のメンバーが調査に入ったり、国の調査員が入ったりするほど自然豊かですから。 一昨年、モウセンゴケを発見しました。 食虫植物です。 その時、上手く撮れなかったので再度挑戦しました。 1〜5ミリほどの大きさなのでそれを撮るのは結構至難の業です。 息を殺してシャッターを切りました。 マチ針のような葉が、虫を捕らえていました。 その様子は、植物にもハッキリとした意思がある!というふうでした。 自然の世界を観察すればするほど不思議がいっぱいで、ますます虜になります。

       クワの実                   マタタビ     

    

                  アザミ                     ミヤコワスレ

    

                     リョウブ                  ツルアジサイ

 

6月9&10日雨&くもり 「会津若松にて」

9日は生憎の雨にも関わらず会場のオーナーの井上一夫商店の井上さんご夫妻のインフォメーションのお蔭で遠くからお客様が駆けつけてくださいました。 また、この春、三春に桜撮影に出掛けた折に出会った方々や新潟からも駆けつけてくださったり、またまたたくさんの出会いがありました。 新潟を離れて開催する大変さはありますが、新しい出会いに巡り会う度に、やっぱり来て良かったと、いつも思います。 体力の続く限り、新潟を離れた地でも続けて行きたいと改めて思いました。 この度は私の好物のにしんの山椒漬けも食べられて大満足!オーナーの奥様の手作りのコーヒーゼリーも美味しかったなぁ。

 

    

 

6月8日(金)くもり 「準備OK?」

作品展が近づくとアトリエはもちろんのこと、自宅までもが制作現場と化してしまいます。 はやくスッキリとしたいといつも願うことです。 昨日はアトリエにある作品を車に 積み込みました。 その後、自宅で残りの作品の仕上げ。 コードの取り付けをしている時は、いつも電気職人になった気分 です。 時計が12時をまわり、ようやく全て完成。 目が覚めたら搬入です。 どんな出会いが待っているのか、いつもワクワクする瞬間です。

 

 

6月7日(木)晴れ 「花を探して」

山に入る動機はいつも花を探したいからです。 今日もそろそろカキランが咲く頃かな?と思って山に入りました。 カキランは空振りに終わりましたが、その代わり、もうハッチョウトンボが飛んでいました。 渓谷で耳を澄ますとカジカガエルの美しい声も水音の上を流れていました。 生きもの達も春から初夏に移っています。

     

         ハッチョウトンボ 雄                            雌

        ニホンカワトンボ             モウセンゴケ                 ?   

ドウダンツツジ                カゲロウ

6月2日(土)快晴 「私の林道」

月岡温泉近くの荒川集落から赤谷集落近くの中々山集落までの林道がようやくオープンしました。 この林道、峠では目の前に二王子岳が望め、眺望のいい所です。 特に夜明け前から日が昇る頃は最高! 夕方日本海に沈む夕日も最高! 山桜の見頃も最高! なのに林道が開通してからは朝8時から夕方5時までしか通行できません。 期間も山桜が散ってしまった6月から紅葉が始まる前の10月末でクローズしてしまいます。 ドラマチックな時間や季節には入れないってどう言うことでしょう。 観光ルートとして造ったと聞いていますが・・・。

 

6月2日(土)快晴 「梅雨の前の一仕事」

今朝は梅雨入り前の一仕事で、蕎麦畑の草刈りをしました。 今、ひと頑張りしておかないと梅雨に入ると雨後の筍のように伸びて泣きをみますから。 種蒔きから蕎麦打ちまでもう12年も続けています。 我ながらよく続いているなぁと思います。 美味しいお蕎麦を大勢で食べるからでしょう。

草刈りの跡を注目! 刈られた草が一列になっているのは年期が入っている証拠。エッヘン。

 

草刈りをしていると阿部じっちゃんがワラビ採りにきました。 御歳93歳。元気です。

 

      

羽が半透明のウスバシロチョウ。         種類が分かりません。教えてください。

 

     

シャク                         フタリシズカ

 

         

             キショウブ                          コウホネ

 

        

                オドリコソウ                         クリンソウ

滝谷西詰砂防ダム(滝谷沢砂防ダムとは違うもう一つの)から集落をみる。

 

6月1日(金)快晴 「山歩き」

あかり制作、待ったなし!の状態なのに、滝谷へ入ったらやっぱり山歩きがしたくなります。 「今夜、頑張りますから・・・」と自分に向かって呟いて、山歩きを楽しみました。 ヘヘヘ。 しかし、沢を2本も歩くとさすがに疲れました。

 

     

どの沢も雪解け水でゴーゴーうなっています。         谷にはまだ多くの雪が残っていました。

        

トウホクサンショウウオの卵のう。               甘い香りのするハリエンジュ

       

隠れているつもり?タゴガエル               シュレーゲルアオガエルとその卵

           

  シュレーゲルアオガエルのメス(大)とオス(小)                     ?          

         

                 ヤマツツジ                      ハリエンジュのアップ

         

                ?                               チゴユリ

 

5月25日(金)曇りのち雨 「雨の日も」

今、山は花かんざしを挿したように藤の花が満開です。 晴れた日には土や苔、若葉の匂いに混じって藤の花の甘い香りが漂います。

お昼近くになって雨が降り始めました。 雨が降ると滝谷では霧が出てきます。 いい風景が撮れるだろうと思うとお尻がムズムズ。 でも制作に集中します。

山を下る途中、加治川に川霧が出ていました。 そこでパチリ。

 

           

シャガ                            ホオノキ

 

5月24日(木)晴れ 「晴れたら」

目が覚めると既に太陽が出ていました。 こんな日は直ぐに外へ飛び出したくなります。 早朝なのでもしかするとカモシカに会えるかな?オオルリももう渡って来ているだろうな?カワセミにも会えるかな?・・・などなど。期待に胸ふくらませて出掛けましたが全て空振りでした。 ガックリしてふと足元をみると、朝露がキラキラ輝いていました。 小さなビー玉をつけたようなヤマブドウの若葉をパチリ。

 

 

庭の片隅の小さな野菜畑にはゴーヤ、ミニトマト、オクラ、パプリカ、唐辛子、青しそ、キュウリを植えました。 まだまだたくさんの野菜を植えたいのですが、サルが狙わないものばかりを植えたのです。 買って食べたほうが安上がりですが、新鮮なものを食べようとすると自分で作るのが一番なんです。

畑仕事の最中に赤谷小学校の子供たちが訪ねて来ました。 運動会の案内チラシを四集落に配ったのでしょう。大勢の村人たちが応援に駆けつけるのでしょうね。フレ〜フレ〜。 

朝早くからコマネズミみたいに動き回っていると、さすがに午後からはペースダウン。 息抜きにと、加治川ダム湖方向へ車を走らせると、先日まで通行止めになっていた所が解除され、俎板倉山登山口まで入れるようになっていました。 ヤッター!! 登山愛好家は情報キャッチが早い! すでに何台も車が止まっていました。

制作に手を休めて、夕方は散歩へ。 街では歩くことがイヤなのに山に入ると歩くことが楽しいです。 カメラがお供なら尚更。 すでに綿帽子になっているものもありますが、タンポポも咲き始めました。 腹這いになって無防備に綿毛を撮影しているとブヨにやられました。 もう虫の季節なんですね。 カユ〜イ。 

 

  

ヤブデマリ                  サワオグルマ

オニグルミ雌花

 

5月23日(水)晴れのち曇り 「耕運機も快調」

オーバーホールに出していた耕耘機をホームセンターで受け取って滝谷へ向かいました。 14年間も一度もオーバーホールに出さなくても動いたのが奇跡だったのですね。 「もう頑張れないよ〜」とエンジンがかからなくなった耕運機はオーバーホールに出したとたん、またまた快調に動き始めました。 毎年庭の片隅に作っている野菜畑。 猫の額ほどですが、これを鍬で耕すと、けっこう大変なんです。 村のばっちゃん達は事も無げに耕してしまいますから、頭が下がります。

 

 

 

        

タニウツギ                      ホオノキ

 

5月20日(日)晴れ 「収穫に大わらわ」

朝からいいお天気になりました。土も草も乾いたようだから昨日のリベンジで畑を耕したかったのですが耕運機はオーバーホールに出すことにして、今日は蕎麦畑エリアの草刈りをすることにしました。 雪が解けると一雨ごとに凄い勢いで草が伸び始めます。 後手後手になると大変。 久々に草刈りすると腰にきました。 冬の間体がなまったようです。 何と情けないことかと思っていると、お昼頃、外門さんが大きなリュックを背負って奥山の方から帰ってきました。 最後のゼンマイ、林ゼンマイを採りに出掛けていたとか。 今年80歳になる外門さんの後姿を見ていると益々自分が情けなくなります。 年々体力が落ちるのですから、そのぶん鍛えていくことの必要性をひしひし感じていますが・・・。

家々の庭先の花も春から夏へと衣替えのシーズンを迎えました。チューリップもそろっと終りです。

 

体の不自由なご主人を支えながら、雪掻きも畑も山菜摘みも全て一人でこなす外門さんは今年で80歳。全てをスピーディーにこなし、街に出掛ける時はお洒落もし、その姿を見る度に頭が下がり、いつも敬服の念で見つめています。

ゼンマイ採りのシーズンが終りに近づくと、次はワラビ採りの季節です。 以前250種の花を植えていた場所でワラビ採りに夢中になっていると何か気配を感じました。 ふと頭を上げると目の前に大きなサルが一匹。 一瞬ドキッと。先週県道でサル軍団に遭遇した時、一匹のサルに威嚇されたのを思い出し、思わず後すざりをしてしまいました。 しかし、今日のサルは私と目が合っても知らん顔してクルミを食べていました。 小猿と一緒じゃないから大人しいのかな? 日頃熊に会いたい!会いたい!と言っている割には、最近サルに会っただけでもビクッとしているのですから、体だけじゃなく心も鈍ってしまったのでしょうか。 その後、お互い5mも離れていない所で私はワラビ採り、サルはクルミ。 どんな時でもこの様に共存できるといいのですが・・・。

我家のシイタケ。シイタケも一雨ごとにグッグッと大きくなります。油断しているとお化けシイタケに。味はバツグン。

    

5月19日(土)くもり時々晴れ 「環境を変える」

来月は会津若松であかり展、7月は新潟で写真展、11月は神戸であかり展、12月は新潟であかり展。 2012年は働け!と神様からの指令が下ったのかと思わんばかりですが、誘いがあるうちが華でしょうから、一つづつ一歩づつ着実にと思っていますが、少し問題が生じてきました。 と言うのは、今までアトリエは作品を制作するところと割り切ってPC環境を整えていませんでした。 しかし最近はメールが頻繁に入ってくるようになり連絡が遅くなると迷惑がかかることも考えられる状況なので、PC環境を考えるようになりました。 しかし・・・迷うんですね。

 

 

5月18日(金)雨 「雨の日の仕事」

昨夜夜半から雨が降りだし、朝になっても止む気配がありません。 こんな日にうってつけの作業をやろうと、延長コードとサンダーを家から持ち出して、家の前の疎水に浸けていた根っこや流木を引き上げて、今日は終日、玄関先で木の根っこのサンダー掛け。

粉塵が飛ぶ飛ぶ。 でも天気のよい日よりは飛ばず、好都合です。  

 

腕や腰が痛くなったらカメラお散歩。雨の日は霧がたってちょっと絵になります。

「やるせない気持ち」

飯豊山系滝谷沢。 昨年頻繁にダンプが入って集落の一番上に砂防ダムの建設工事が始まりました。 雪が解け見に行くと、工事は既に終了とか。 この森はモリアオガエルの生息地でした。 山の頂上には集落の無事を願って小さな祠が建てられています。 年寄りたちの話では、今まで何の問題も出たことのない沢だとか。 100年以上もだそうです。 毎年梅雨になると問題になるのは、ここより農業用水と防火用水を兼ねた堤の方です。 住民が危惧しているそれには何ら手を加えず(担当が違うから)必要性がないものができてしまう現状と、ズタズタにされた山肌を見ていると怒りと言うより虚脱感が襲ってきます。 
完成と言うにはお粗末な後始末。 むき出しの山肌に青いビニールシート。 民家の近くは山を削ったまま。 霞ヶ関も永田町も過疎地の問題はもう終わった!と言い切っているようです。 その上、村人達ももはや自分のことだけで精一杯なほど高齢になってしまいました。 だから外者の私は観ているだけしかないのかと思うといっそうやるせなくなります。 それなのに、心の片隅で滝谷に縁もゆかりもなくていいから、新しい人達が入って来てくれないか、できれば若者達が、と願っています。

 

5月17日(木)雨のち晴れのち雨 「山の衣替え」

山は藤の房が大きく、そして色づきはじめました。 日当たりのいい所では満開になっています。 タニウツギの蕾も膨らんできました。 山菜もゼンマイからワラビに移って、山は春から夏へと衣替えを始めました。 一ヶ月前までは雪で悩まされていたことが嘘のようです。

しばらくぶりに内の倉ダム湖へ出掛けましたが、まだ雪があるとのことで管理事務所の先は通行止め。 雪解けの水がゴウゴウと流れている沢までは辿りつけずUターンしてきましたが、今の季節、嘘ついてるんじゃないの?と、ついつい管理している人達を疑ってしまいますね。

加治川治水ダム湖へも、途中の信号機が雪崩で壊れていましたから、山開きになっても通行止めなのかなぁ。

 

内の倉ダム湖

    

 

5月13日(日)晴れ 「滝谷の日曜日」

季節は着実に動いています。 先日までモワモワした新緑も少し深みを増しました。 山のいたる所ではウワミズザクラが咲き始めました。 ウワミズザクラはアンニンゴウと言って、この実を焼酎に漬けたものがアンニンゴ酒です。 体にいいそうで山で暮らしている人達は今でも作っているそうです。 お酒に弱い私は作っていませんけど。

ウワミズザクラ

今日は若者T君、Dさんの援軍を得て、小屋の片付け、家の冬囲いを全て外しました。 半年振りに外の風を受けた庵は気持ちよさそうでした。 14年前に庵を構えた頃は、人の手を借りないでも作業ができていましたが、この頃は何かにつけて援軍が欲しくなります。 村のばっちゃん達は70代でもピンシャン、畑仕事に、季節の準備などやっていると言うのに実に情けないなぁと思います。

せめて二人に美味しいお昼でも・・・と、山菜を採りに出掛けました。 途中、佐久間のじっちゃんと出会い、セリ摘みに行くと告げると、「佐久間家は子孫を絶やさない為に昔からセリは摘んだことがない」と、興味深い話しを聞きました。 佐久間家はセリ。 杉原家は熊というように各家庭で食べてはならないものがあるそうです。 外でご馳走になるのは構わないとか。 なにか根拠があるのでしょう。実に興味深く思いました。

セリ摘みの途中でアケビの蔓を見つけました。 タラの芽も。 なのでお昼は故郷から送られてきた筍をメインに、筍ご飯、庭で取り立てのシイタケと新ワカメを入れた筍の煮物、アケビの蔓のおしたし、タラの芽の天ぷら、セリとジンバソウ(海草)のお吸い物、フキノトウの佃煮。 春の香りを楽しむメニューになりました。 若者達の食欲の旺盛さは見ていて気持ちいいほどです。

午後3時のティータイムには、前々から「出前コーヒーをしますよぉ」と言ってくれていたMさん夫妻が、自家焙煎した豆はもちろんのこと、ミルに、コーヒーに合うからと美味しい手製のプリンにエスプレッソマシーンまで持参でやって来てくれました。 Mさんの本職はCGデザイナーですが、コーヒー専門店よりはるかに美味しいコーヒーを頂き、滝谷の日曜日は皆さんの協力でとてもステキな時間が流れました。 皆さん、ありがとう♪ また来てね!

 

 

5月7日(月)晴れ 「山へ入ろう」

GW明けの月曜日。 雑用に追われていたら滝谷へ入るのが遅くなりました。 なのに今の季節、山が呼吸し歌っているようでアトリエに直行する気になれず山へ入りました。 さまざまな緑のハーモニーの美しいこと。 紅葉もいいですが、若草色から若竹色、深緑のグラデーションで彩られた今の季節の山が私は好きです。

 

 

加治川ダム湖までの道路はまだ閉鎖されています。 しかし、花や虫、動物たちを探してドンドン歩いて奥に入っていきました。 街中の道を歩くと直ぐに疲れてしまいますが、大自然に囲まれた道を歩くのは一向に疲れません。 往復十数キロ。 谷間から吹き上がる風をうけて歩いていくと様々な花たちと出会いました。 今年はいっせいに咲いていて驚きました。 雪が多かったから花たちも待ち切れなかったのですね。 山桜もいつもよりパッと咲いてパッと散っていく感じです。

 

    ミヤマガマズミ                  キブシ

       イワウチワ                サクラスミレ?                イカリソウ

 

ヤマザクラ

途中で森林管理をしているおじさんに出会ったら、第一トンネルを抜けた所はまだたくさん雪があると教えてくれたので行ってみることにしました。 背丈の二倍はあり、今日除雪をしたばかりだそうです。 毎年ここが雪で塞がれてしまうので加治川ダム湖までの道は6月にならないと開かないのです。

 

 

      アズマシロカネソウ            ミツバツツジ                   クルミ

             キジムシロ                            アケビ 

 

山歩きに夢中になり、今日はほとんど仕事になりませんでした。 でも、こんな日があってもいいでしょう。 帰り支度を整えて県道へ出ると、今度来るときはしっかり仕事をしろよ!と言いたげに猿軍団が見送ってくれました。

 

 

5月6日(日)晴れ&雷雨 「山笑う季(とき)

月兎庵の桜はほぼ散りましたが、庭では水仙、椿、雪椿、雪柳、水芭蕉がいっせいに咲き、庭がとたんに賑やかになりました。 山に目をやれば、ふわふわした新緑と山桜が一服の絵のようです。 村の中でも八重や他の種類の桜はちょうど見頃になり、道端や空き地では野生化した水仙が我が世の春と言わんばかりに咲き誇り、家々の庭先では山芍薬、芝桜などなど、、、今年の冬が例年になく厳しかったぶん、今、滝谷は眩しいほどの季節を迎えました。

今日は雪で折れた庭木の片付けと、玄関周りの冬囲いの取り外しでタイムアップ。 畑まで耕すことはできませんでした。 ぐるり家を点検したら、北側の大屋根のタルキが一本ヒビが入っていました。 やっぱり豪雪地帯の家守りは大変! でも140年ももってくれているので感心してしまいます。 

 

向いの家の桜も、折れても折れても毎年美しい花を咲かせてくれる。

 

5月2日(水)くもり時々小雨 「夢のあとさき」

昨日に引き続きアチコチの桜を観て廻りましたが、ほとんどの桜がすでに散っていました。そしてあれほど賑わっていたのが嘘のように閑散とし、まるで夢のあとさきの様でした。

この度の桜撮影もアクシデントあり、桜の知人達と再会したりと色々ありましたが、また新しい数多くの縁ができ、実り多い撮影の旅になりました。 それにしても福島の人達の優しさは何処から来るのかと考えるほど、皆さん優しくて、大らかで、桜と同じくらい益々福島の人達が好きになりました。

会津若松に寄り、来月のあかり展の打ち合わせをし帰路に着きました。 撮影の旅はしばらくお休みです。 6月のあかり展、7月の写真展準備にGOです。

 

 

 

5月1日(火)晴れ&くもり 「初恋のさくら」

再び福島の桜撮影へ。 今回は福島県中通の中で一番遅く咲き、映画「初恋」のロケ地になった、私の大好きな小沢の桜のライトアップ撮影が目的でした。知人二人が自発的にライトアップをしているのですが、とにかく凝り性な二人ですからその日の咲き具合を見てライトを置く位置を毎日変えていきます。ですから福島県内の桜の中では一番美しく見えます。 今夜が今シーズン最後のライトアップでした。

 

 

 

 

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